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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
数ある村上春樹の作品の中でも、特に難解であった気がする。時空を超えて様々な形でひもづいている人物たち。ノモンハンのテーマでは、歴史性の中で運命的に生き、生きさせられている日本人みたいなものを感じた。他にも暴力、夫婦など様々なテーマと、井戸などの象徴的事物が織りなす本作品は、理解するのにまだまだ時間がかかりそうだ。
やれやれ。射精した。スパゲティ。泥棒かささぎ。六本の指。四つの乳房。加納マルタ。井戸。ノモンハン。レモンドロップ中毒。加納クレタ。苦痛についての考察。かつらについての考察。オーデコロン。ワタヤノボル。不正確なメタファー。ナツメグ。シナモン。要領の悪い虐殺。
結局文庫にして3冊分もあったわけだが
作者が思いついたことをいかにもオシャレっぽく言い散らかしただけの
『物語』とは到底呼べないシロモノでした。
だから『クロニクル』だって言ってんじゃん、という声が聞こえてきそうだが
電波系の文章を好き放題並べてるうちに飽きちゃって作者自身もたいして結末なんて考えてないまま
「はい、もうおしまいー」ってやったかのよう。
何だコレ。
これがもしオシャレかつさすがな物語だと思うのは
難解で意味不明な言葉のほうがなんか病んでる系でいいじゃん、という感性が必要になる。
そんな感性要らないので、要するに私にはムリでした。
期待するものが違いすぎたかなぁ。なんかもっと物語かと思ったけど寓意とか比喩のが多いほぼ散文。
時間がある時にじっくり意味とか深読みしながら読むのがよかったな。
印象に残ってるのは空虚とか欠損とか歪曲とかそういう言葉。満たされて損なわれず真っ直ぐな人間はほとんど登場しないよね。マルタが一番それに近そうだけど早々に退場しちゃうし、その後も語られないところに作者の意図がある、気がする。話の筋も同様に虚ろで歪んで欠けてる感じ。そんな物語からなにを見いだすか。希望を見いだしたかったなぁ。
12/04/15
上中巻で深く関わってきた加納姉妹がほとんど出てこない。
様々な人物と出会い、関わり合い、また離れてく。他を意識することにより自己の輪郭を強めていく。村上春樹小説にありがちで大好きです。
う~ん、不思議なお話でした。
「主人公が妻を取り戻す 」というところが大きなテーマなのですが、そこに行きつくまでのいくつかのエピソードがまるで一冊の本のなかに何冊分もの本がつまっているように感じました。「1Q84」を先に読んでいたのですが、牛河の登場にはビックリさせられました。
楽しみに読むことができた三冊です。
自分の心臓の鼓動が聴こえるかのような震えを感じた。何故だろうか、気づいた時には机に涙をこぼしかけていた。この感情をうまく言葉にできないのが無念。
暴力性が色濃く、そして直接的に現れている珍しい村上作品。良い。
ねじまき鳥クロニクルって、語感がいいよね。
特に意味もなく言いたい感じ。
意味は最後までわからなかったけど、いいタイトルだと思います。
なんか、最初に読んでたものとだんだん違うもの読むことになっちゃった感じ。
いろんな波があって楽しみにしていたのに、どの波にも帰着点がなくて、
でもどんどん進んでいっちゃうから結局なんもわかんなくて、
いつの間にか「あれ、これこんな話だったっけ?」みたいな。
うーん、なんか、不毛な感じがした。
いくつもの登場人物の記憶、手紙、夢…それらが何層にも重なり、たまに交わりながら、予想もつかない大きな流れを生み出していく。
おそらく今までに日本中の何千、何万の人が読んできたであろう有名な小説だが、はたして全員が全員おなじ解釈をしているのかというと、まったくそんなことはないだろうと思う。
村上春樹は色々な形のものを、意味ありげにぽいぽいとこちら側に放って見せる。僕らはそれが何の形なのか(鳥なのか、魚なのか、それともまったく別のものか)をうんうん悩みながら想像する。
その解釈の自由さが楽しい。
もう頭の中は何がなんだかって感じなのに
先を読みたくなってしまう。
村上春樹の本はこの作品の他「世界の終わり~」
しか読んでないけれど、感想が書けない!
感覚では面白かったけれど言葉にはできない。
改めて本を読む力をつけたいと強く思う。
長い長い物語だった。
ごくごく普通の生活を送っていた「僕」が、ある日突然その日常性を「邪悪なもの」によって奪われ、想像と現実の織り交ざった世界で、もとの平穏な世界を取り戻すために葛藤する、というような、プロット的には非常にシンプルな(?)話。(内田樹の解釈の受け売りだが…)
大枠がしっかりしているだけに、細かな出来事の解釈が難しい!謎が謎をうみ、最後の最後までハッキリしない点もたくさんある。
話の展開が流暢ではないため、何度も挫折しそうになったが、この物語全体に流れている独特の秩序が、不思議と自分を引きこませた。個々の登場人物の抱える過去と、それを元に作り上げられた現在の関係性が非常に興味深く、人間を形作っている内面的なものについて、読みながら深く考えさせられた。
これから何度も読み返したいと思える本(大変だけど…)。
村上作品の難解さがこの作品にも表れています
感覚で受け止められるかどうかが読者になれるかどうかの分かれ目でしょうか(笑)
SF好きの私は、とかくお話がどうなるのかという好奇心でぐいぐい読んでしまうので、今回も一気読みでした。なるほどね、こう終わるのかって感じです。SF部分というか文学的な寓話部分というかを省いてあらすじを書くと意外に大衆小説と区別がつかないかも。もしかしたら普通の男女によくある出来事からここまで物語を膨らませたのかな?
今まで「自己」「自我」とかを何かの象徴に置き換えて、さらに社会の中にある個人とその社会とのかかわりを書くというのが村上文学だと思ってました。だから何の話かよく分からないけど何か気になったり外国でも文学として認められるのだなと。でも、この第3部では結構具体的に世界の経済格差や中国での戦争の話が語られているのに少々驚きました。
面白かったけど外国ではこの本どう読まれたのだろう?
ここに来てもまだまだ現れる奇妙な人物たち。
そして、謎はまだ解けないけれど、確かに核心へ近づいている、という期待感が再び溢れてきて、ずいぶん長い話でしたが、ダレることなく読みきれました。
全部というわけではありませんが、気になっていた部分はだいたい解決して、結末もスッキリとしていて、この長いお話がもやもやしたまま終わらなくて本当に良かった。
第一部から通して読むのは時間がかかりますが、またいつか読み返したい作品です。

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