- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001500
感想・レビュー・書評
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阪神•淡路大震災を受けて村上春樹さんが書いた短編集。
村上春樹さんの長編に挫折してしまった私としては、読みやすく再入門に最適な1冊だった。
最後の章『蜂蜜パイ』では、暗い世界に希望の光が指すような感覚がして心地よかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かえるくんとは何を表していたのでしょうか
一つ一つの短編は読みやすかった。
阪神・淡路大震災が起きた時についての短編集で、それが少なからず人の心を揺さぶった、ということなのでしょうか。 -
村上春樹感満載の短編集ですぐに読み切った
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身近な人から村上春樹さんが好きだという話を聞いたこと、現在1月でタイムリーであることから、
阪神淡路大震災を取り扱ったこの本を読みました。
ぼんやりとした、白昼夢のような本でした。
〝かえるくん、東京を救う”がいちばん好きです。
存在するのかしないのかわからない登場人物や出来事が起きて、読み終わった後も夢から覚めたような、ぼんやりとする余韻を私は感じます。
不思議な作家さんだなぁ。
また別の作品も読んでみたいと思います。 -
最後の蜂蜜パイ、すごい良かった
文字を追っていく中で目が止まる回数、引っかかる回数が今までで1番多かった気がする
文章言葉一つ一つが練り込まれてる感じがして短篇なのに構成も良かった
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久しぶりに読んだ村上春樹の短編作品。
何とも言えない世界観、この世界観が好きだ。
この小説が発売されたのは1995年、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件など、世間が暗くなるような出来事が多く起こった時期で、そんな中で、村上春樹が当時の自分の思いをこの作品に投影しているような気がしました。 -
やっぱ村上春樹は短編集のが良いんじゃ無いかなー
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阪神淡路大震災が起きた後の世の中の話 人はいかに他人に無関心であるかがわかる