- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001661
感想・レビュー・書評
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村上さんのクラシック音楽に対する知識の深さにびっくり。クラシックをもっとじっくり聞いてみたくなった。スコアも見たい。特にブラ1。
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とめどなくとめどなく話す2人の対談。ほぼ話し言葉そのままで進んでいくからか、読んでくうちに、本当にインタビューを聞いているような気分に。さらに読み進めていくうちにテーマになっている楽曲をいけば彼らの感性に近づけるんじゃないか、、、とおおいなる勘違いをしてしまったり。。2人の音楽愛が伝わる素敵な本でした。
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内容は興味深かったが、インタビュアーが村上春樹であることの独自性までは感じられなかった。
(2014.7) -
村上春樹さんの著書を読むと、そこに流れる演奏すら演出になるくらい、細かく描写されていることに気づく。この小澤征爾さんとの対談は、村上氏の音楽の聴き方、演奏者がどのように演奏し、それをどう感じたか、ちょっとおタクっぽいところがあるが、音楽を楽しむとはどんなことか、その一つの楽しみ方を披露しているように読める。
村上氏は結構好き勝手にしゃべっているような気がするが、対する小澤氏は会話を楽しむように応えているので読者としては気楽に読める本である。取り上げられている原曲をよく知っていれば、さらに楽しめるが、知らなくても小澤氏の人柄に接することができる本として楽しめると思う。 -
音楽には疎い私には、ちんぷんかんぷんの話ばかりだが、この本を読んで、俄かにクラシック音楽を興味を持ち、ツタヤでクラシックのCDを借りてきたのが、私にとっての変化である。
村上春樹が、小説と音楽を比較して、小説にもリズムが必要で、リズムのない文章を書く作家は大成しないと言っていたのが、興味深かった。
でも、音楽に興味を持つことによって、人生がより豊かになるのは、確かだ。 -
単行本が出たときに購入を見送った理由は2つある。1つは、村上春樹の新しい文章を読む楽しみをキープしておきたかったから。2つめは音楽に関するノンフィクションだったからだ。
ジャズのことが書かれた文章を読んだとき、私にジャズの素養がないため、内容を今一つ味わいきれてない読後感が残った。今回のクラシックに関する本も、私が素人であるがゆえに、ついていけないかもと思ったのだ。 -
初めのブラームス関連の技術的な話が面白く、マーラーの観念的な話はイマイチで、最後の若い音楽家の教育の話は面白かった。個人的には村上春樹の観念的な音楽論は好きなのに、不思議。それだけ、小澤征爾の「現場の話」が面白かったという事かもしれない。
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これホント面白いわ。内訳話みたいで。カラヤンとバーンスタインとか世間で語られるとおりなんだなぁとか。グールド記載できないくらい変とか。笑
カラヤンとバーンスタインのグールドのピアノコンチェルト3番ベートーヴェン聴き比べた。カラヤンはどこまでいってもカラヤンだね。バーンスタインは迷いがある?YouTubeで聞いたけど便利な時代といっていいのだろうか。