お伽草紙 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 205
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101006079

感想・レビュー・書評

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  • 浦島さんの話に出てくる亀がほんといいキャラ!

  • お伽草子、これは初読。中期の傑作は敢えて読んでいなかった。
    なるほど、兎はアルテミスだったのね、涙無くしては読めないカチカチ山。

  • 見るところがおもしろい。

  • 表題作の他に『盲人独笑』『清貧譚』『新釈諸国噺』『竹青』を収録した新潮文庫です。
    このなかでは、やっぱり『お伽草紙』が良かった!
    日本昔話を太宰さん流にリメイクしたお話なんだけど、これはスゴかった!
    どちらかと言うと、大人が楽しめるお話になっていたよ。
    浦島太郎さんの竜宮城はちょっと大人過ぎてつまんなかったけど、もっともっと聞かせて欲しい太宰日本昔話でした。
    これはおススメ♪

  • ブラックユーモアたっぷりです
    太宰への印象が変わりました

  • 満島ひかりの兎がよかった

  • それぞれに知っている話で、でも違う。
    不思議な感じがした。

    中国の話を題材にしている、
    鳥の話だったかが印象的だった。

    これも前過ぎてうろ覚え。

  • 高校の時論文用に。

  • 太宰はなんとなく敬遠していたが(太宰、と呼ぶのまでなんだか気恥ずかしいくらい)、これだけは別格に好き。
    歪んだユーモアにけれんみたっぷりで、娯楽作品としても楽しい。

  • カチカチ山のモデルになった山へ登ったあとに購入して読みました。
    太宰治特有のユーモア、ブラックユーモア、凛とした文章の短編集。

    特にカチカチ山はたぬきをパッとしない中年男性、うさぎをあどけない少女にしたあたりが物凄く好みでした。
    私の好きな、手塚治虫の世界を見ているかのようだし、更にそこに残忍さを持った少女に片思いする汚いおっさん!

    それでも愛を語る、たぬきの最期の台詞が、とても愛しい。

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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