こころ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.92
  • (3083)
  • (2564)
  • (3220)
  • (218)
  • (58)
本棚登録 : 28410
感想 : 2440
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101010137

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昔読んだ作品。

    難しくて飛ばしながら読んだ。
    重かった。

  • 「もう取り返しが付かないという黒い光が、私の未来を貫いて、一瞬間に私の前に横わる全生涯を物凄く照らしました。そうして私はがたがたふるえ出したのです。」(p.302)

    こういう心境はこういう表現でできるんですね。すごく素敵です。

    番外編
    「香をかぎ得るのは、香を焚き出した瞬間に限る如く、酒を味わうのは、酒を飲み始めた刹那にある如く、恋の衝動にもこういう際どい一点が、時間の上に存在しているとしか思われないのです。」(p.184)

    「際どい一点」が「時間の上に」存在。かっこ良すぎる。

  • 他の本にも触れてから、もう一回読む。

  • 100年以上前の大ベストセラー。宛字が多く読みにくいのと私が先生の何に惹かれたのか、先生がそこまでして得たお嬢さん(妻)を捨てる葛藤がよくわからなかった。

  • 高校時代に授業で読まされた。
    この手の文学作品は全然好きじゃないので全く面白くなくて読むのが苦痛だったが、最近の学生さんは私とKをBL視点で読むと聞いてもう一度読んでみたくなった。

  • 物語の展開が少なすぎて退屈だった。
    登場人物がうだうだ考えてばかりで個人的には好きじゃない。

  • 話の後半で、主人公が慕う先生に感じられる“陰”の理由が明かされるが、
    明治の人だからか、先生も、自殺したその友人も、恋愛に対して真面目すぎる。
    モヤモヤ感しか残らなかった。

  • 学校の課題だった。中学生の頃も一度手を出したが、五十頁も読まないうちに飽きてやめてしまった覚えがある。高校生になったが、趣味ではないからか、あの頃と同じ様になんだか読んでいて退屈だった。

    奥さんがとても可哀そうだ。最初は確かに愛していたのかもしれないが、Kが自殺してしまってからは、先生が奥さんへ向けている感情は「愛」では無くなっているような印象を受けた。後味が悪い。

  • 今更ながら読んでみたけど全く合わず

  • 中学生くらいのときに挫折したので、
    二十歳すぎてから再読しました。

    あたまでっかちな話です。
    地に足がついてないです。
    世間知らずのインテリの、観念の遊戯のようなところがあります。
    語弊を招くかもしれませんが、良くも悪くもまさしく朝日新聞みたいな感じがします(当然)。
    多分男でないと酔えないでしょうこれは。
    女の人にしてみたら、
    「何しょうもないこと言ってんだか!死にたいなら勝手に死にな!とりあえずこっちは今晩何食うかに困ってんだよ!」
    そんなところだと思います。

著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夏目漱石の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×