- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101012810
感想・レビュー・書評
-
綾希と眞美、同い年の家出少女。シェアハウスで出会い、二人を取り巻く劣悪な環境は同じだったハズなのに、それぞれの選択の一つ一つが、二人を明と暗に分けていく。プロローグで凄惨なリンチが待ち受けているのが分かっているので、終盤に向かうにつれ描かれる二人の対比に胸が締め付けられた。眞美ちゃん、素直でいい子だったのに。こんな最期になってしまった事が悲しい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最下層が集まる家。
二人の違いが何だったか問われると始まりは少しの違いだったろうが、その差は埋まる事なく広がってしまった事だろうか。
一つ屋根の下でも管理する者がいれば、歪な関係もなりたってしまうのかもしれないな。 -
小説にしても映画にしても重めのテーマ、暗めのテーマのものを選ぶことが多いが、それでもしんどい描写の多い辛い作品だった。
同じような不幸な境遇の二人の少女。
二人共その環境を抜け出すために生きていこうともがいている。
二人共他人を頼って行くのだけど、違うのは簡単に信頼するか、まずは疑ってかかるか。
好みはあるだろうけど、どちらの少女にも共感できてしまう。
共感できてしまうのでよりしんどく感じるが、先が気になり読み進めてしまう。
最後の章、幸せな一日と凄惨なリンチを交互に書かれるのは感情が追いつかなくなる。 -
んーー、ふつう
-
怖かった。でも先が気になって一気に読んだ。