写楽 閉じた国の幻(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101033129

感想・レビュー・書評

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  • 久々に島田さんの作品。

    世界三大肖像画、写楽。彼は江戸時代を生きた。たった10ヶ月だけ。その前も、その後も、彼が何者だったのか誰も知らない。歴史すら覚えていない。残ったのは謎、謎、謎・・・。

    自分は歴史にはものすごく疎いんですがそれでもうまく謎が提示されていてわかりやすく読めました。
    ストーリーがミステリというよりかは主役(?)の写楽の存在そのものがミステリであり、事件らしい事件はとりあえず上巻では起きません。
    さて下巻では200年を超える謎にどう終止符を打つのか。

  • 歴史ミステリー。知的好奇心をくすぐられる内容だが、説明が多い感じもする。題材の割には面白いが、現代ミステリーほどのテンポの良さがない。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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