あの夏を泳ぐ 天国の本屋 (新潮文庫 ま 23-5)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101048253

感想・レビュー・書評

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  • ごめんなさい!
    あんまり好きじゃなかった!
    麻子も朝子もぜんぜん響かないし、先輩もイマイチ。
    前までの3作は良かったのになぁ。
    麻子のあの偉そうな感じはなに?
    冷めた視線で人を見下すことばっかりで、天国書店に来たけど何か改心した?
    んーーーー、何から何まで納得いかなかった!

  • いやぁ〜懐かしい!
    いつの間に新しいの出てたのだろう。
    読書にハマった学生時代読んでたシリーズ。
    天国の本屋。
    映画化もされましたね。

    読んでいて、あぁ、そうそうこんな感じだったと思い出した。
    優しい雰囲気はそのまま。挿絵もまたいいの。

    今回は、そんな事ある⁉︎とついつい思ってしまった。

    もうシリーズ出ないのかな?と検索したら、新刊の情報は無かったんだけれど「ゆとり世代が熱中した小説」とか書いてあって、当てはまってるなと。

  • かつて水泳部で共にしのぎを削った二人のあさこ(麻子と朝子)。高校生だった彼女たちを熱く指導していたのは、当時大学生だった三沢。彼女たちは共に三沢に恋をした。三沢もどちらかのあさこを想っていたようだったが、彼は飛行機墜落事故で亡くなってしまった。
    社会人になった二人のあさこがあの頃と同じように海を泳ぐ。ゴールで待つのはあの頃の三沢。

    ---------------------------------------

    三沢先輩が二人の後輩を大切にしているのか、そうじゃないのかわからなかった。
    ヤクルトのフタを挟んで泳いだんじゃ、水の抵抗とかもあってタイムに影響がでるだろうし、とても選手想いとは言えない気がする。でも、「スイマーの足に触るな!」とバレー部男子に怒声を浴びせたりする。何なんだこの人は。
    もっと言うなら、膝を故障した自分の経験を活かして、後輩二人の身体のケアをしたりするべきなんじゃないかと思ってしまった。

    誰かを指導するのはとても難しいことだ。人に影響を与えられるってのはとても楽しいことでもあるんだろうけど。

  • 天国の本屋シリーズ第4作目。シリーズの中では一番話が長いかな。でもその分読み応えがあるかというと、それは微妙。もうちょっと感動的な物語が欲しかった気もする。

  • 入れ替わりの理由と先輩の目が緑?の理由がいまいちわからなかった。

  • 現在と過去が交互に描かれており、だんだんと話の全貌がわかっていくのが面白かったです。
    久しぶりに小説を読んだのですが、まさに青春という感じが伝わってきて、久しぶりに懐かしい気持ちになりました。

  • ストーリーが素通りしてった感じ。
    あんま人間の心には触れられなかったかな。

  • ストーリーだけでなく、挿絵も良かった。

  • 天国の本屋シリーズは中学生の頃に読んだ。久しぶりだったから、天国の本屋の基本設定をけっこう忘れてた。

    麻子と朝子、2人の「アサコ」の物語。同じ長距離の水泳選手でも、性格は全然違う。一度はやめてしまった水泳を再開し、時間を越えて果たされる約束。夏にぴったりの爽やかな話だった。

    ただ麻子が、天国の本屋に連れて行かれるべきだったのは麻子ではなく朝子だったと指摘している理由がわからなかった。もう一回読めばわかる?

  • I finished the book 'あの夏を泳ぐ 天国の本屋'.
    That's a wonderful story. I want to read again. Then I'll become nice feeling.
    I'm thankful to the person who taught me '天国の本屋' series.

  • 天国の本屋シリーズをはじめて読んだのは中2のときだからたぶん8年くらい前で、はじめて読んだ『小説』だったと思う。
    すごくすきで恋火は何度も読み直したのを覚えてます。

    だからあの夏を泳ぐを本屋で見かけたとき、すごくうれしかった。

    また天国の本屋を読める。

    それだけでレジに持っていきました。



    今後もたまにでいいから続きを出して下さい。
    シリーズが続いてくだけでうれしい、自分にとって特別な本です。

  • 天国の本屋シリーズ。童話(?)的な雰囲気が好きです。

  • 落花流水

  • 『天国の本屋』シリーズ第4巻。

    このシリーズは相変わらず良い。文庫になるのを待った甲斐があった。

    クライマックスシーンは、涙を誘う。
    本を読んで泣くなんて久しぶり。とても心温まるお話でした。

  • 文庫でも読んでしまった。やっぱり好きです。この人たち。

    自分の周りに起こったこと、あるいは起こってしまったことをどう受け止めていくか。しかも高校生というときに。その後の生き方は当然個々人によって違うだろう。麻子や朝子のように。それでも時間がかかってしまったとしても、ゴールにたどり着くというのがやはり大事なんだろう。

    HBSで行なわれる朗読の物語は、もちろん小説だからこそのチョイスだろうけど、いいのを持ってきますね。マッチしてなきゃいけないんだけれどもさ。ゴールに向かうための物語がいいですね。

  • あまりにさらっと読んでしまったので今までと比べて本屋にくる必然性がよくわからない。なぜ呼ぶ人を間違えたと思うのかもわからなかった。泳ぐのが気持ちよさそうで今の季節にはちょうどいい。

  • 相変わらずの読んで居て気恥ずかしくなる様な「おとぎ話」です。
    もっとも、それを承知で読んでいるので、全く気にはならないですけど。

    高尚さとか文学性の高さなどと言う物には全く無関係に、読んでいてホッコリとする物語。掛け合い漫才のような会話も健在でニコニコさせてくれるし。
    ただ、今回どうも乗り切れなかったのは、朝子と麻子のキャラクター。何となく、このキャラなら天国の本屋に勤めるのは朝子の方でしょうという想いがあって、最後まで違和感が残ってしまった(実際には朝子と間違えて麻子を連れてきてしまうという設定なのですが)。
    何故かちょっと粗さの様なものも感じで、やや評価は低めです。

  • 待ってました天国の本屋シリーズ。

    最後の1ページにすべて集約されてると思う。

    短めの本なのでサクッと読み終わった。

    ヤマキの飄々としてるトコ、好きです^^

  • 天国の本屋3冊目。
    二人のアサコが過去と向かい合う話。
    ゴールであの人が待っていてくれると思えば、
    この「生」の世界を息継ぎをしながら泳ぐことができる。
    こんな本屋があったら行きたい。

  • 松久淳と田中渉のあの夏を泳ぐを読みました。
    天国の本屋シリーズの4冊目です。

    この世に未練を残して天国に行ってしまった人の想いを届けるために、天国の本屋の店長ヤマキは生きている人間を天国の本屋に招待するのでした。
    今回のヒロインたち朝子と麻子は高校時代に競泳をやっていたのですが、先輩の男性コーチが不慮の事故で亡くなってから10年近くの間、泳ぐことをやめてしまいました。
    天国の元コーチは彼女たちがまた水泳を始めることを望んでいるのでした。

    ほのぼのとした挿絵と暖かいストーリーが今回も楽しめました。

  • 二人のアサコの物語。文庫化を首を長くして待っていた。前作などと比べると、ちょっと物足りないというか腑に落ちない気がした。

  • 数年ぶりに読んだ「天国の本屋」シリーズ。

    正直数年前に読んだ前作はほとんど覚えていなかったので、
    設定も含めて新鮮に読むことができた。

    どんなに時間がかかってもいい、立ち止まってもいい、
    だけど、いつかゴールにはたどり着かないと、ね。

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著者プロフィール

1968年生まれ。作家。著書に『男の出産』『マリコはたいへん!』など。またコンビ作家「松久 淳+田中 渉」として、映画化もされた『天国の本屋』シリーズ、『ラブコメ』シリーズなどがある。オフィシャルサイトhttp://www.matsuhisa.com/

「2013年 『男のミカタ2 酒の席で説教はやめてください』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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