- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101098265
感想・レビュー・書評
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イソップ童話をアレンジした今作。
ショートショートでしっかり楽しませてくれる
著者に脱帽。
特にオススメは「ある夜の物語」。
私の中で、著者の数あるショートショートで
1番素敵で1番好きな話です!
是非読んでほしいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古本屋でまとめて安くなっていたので購入した一冊。そこそこ星新一作品には触れてきたつもりだけど、どうにも飽きないし、まだまだ身体に染み込ませたいなとすら感じた。
特に面白く感じたのはウサギとカメ、いい上役、やさしい人柄、熱中。熱中は読んでたらこんなひどいやつあるか。という感じだけど、イマの人はこの作の主人公よろしく次から次へと新しいこと探しに奔走しているような気もした。モノと情報があふれる現代だから暇がこわいのかもしれないけど、いまいちピンとこない。自分はどうなんだろう。 -
すごく読みやすい。のと、SFものがすごく面白い。最初は「なんだか子どもっぽいな」とか思っていた。けど、じわじわと魅力にハマってきている。
巻末の解説に「なんだか自分で書けそうな気がする、しかし、簡単なようで書けないのだ」という風な解説者の感想があり、納得した。
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小学生の頃にめちゃくちゃハマって読んでいた星新一さんのショートショート。
大人になった今読んでも本当に面白い!
・新しがりや
・熱中
・ある夜の物語
この3つがお気に入り。熱中はオチが分からなくて読み直したけど意味が分かったら気に入ってしまった。 -
[自宅]
塾の理科の先生(なぜ??)に読み聞かされて、面白いから買ってくれ、と即座にネット購入させられた本。私自身は、星新一は"教材"として読んだことがある程度で、個人的に自分で出会った記憶も、面白さは感じるもののハマるほどの面白さは感じたことがない。が、息子がここまで"内容"の面白さを体感して本を欲しがったことはつゆなかったので、ケチな私も、ついでに目に付いた"悪魔のいる天国"と一緒に、二冊即購入してあげた。
するとどうやら、"イソップ物語"のもじり?話が息子の感性をヒットしたらしい。ふーん、一応同冊子内の他の作品も読んではいるけど同時購入のもう一冊には一向に手を出さないところを見ると、"星新一"にハマったのではなく、恐らく幼少期に大分気に入っていた、慣れ親しんだイソップという題材、そしてその新境地?に魅されたというところか??
当初、一瞬「図書館の本じゃいけないの?(そんなに急ぐの、待てないの?)」と振っては見たもの珍しく購入を強要してきたのは正解だったみたい。その時の気持ちとしては、「自分で所有したい」という気持ちだったらしいけど、入手した翌日には、目次の気に入った作品名と、該当ページの縁にマーカーで色を付けている始末。
ブームはこの一冊で終わってしまうのかもしれないけれど、たったそれだけの行為でも「買ってよかったな」と親バカ気分を味わえた。こういう経験ならもっとしたいな、また何かに興味を持ってくれないかしら? -
2015年5月15日読了。積読になっていた星新一のショートショート。「ボッコちゃん」など何冊かは読んでいるが、千以上という数は膨大で私の未読のものはまだまだあるようだ…。前半は、イソップやグリム童話をシニカルに解釈した童話が続くが、途中からは普通の半SFショートショートが続く、著者が飽きたのかネタが尽きたのか、あるいは「童話のパロディばかりが連続していても読者は飽きるだろうな」と読んだのか?たまにイマイチな話も混じっているが、それはそれで「いい息抜きになる」という効果もあり、総じて見ると高品質で、楽しく読んだ。
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小4の息子に寝る前に読み聞かせしていた本。
冒頭にイソップ童話のパロディが7編。これがとにかく面白い。教訓まであって最高にクール。
その後はショートショートが33編。笑えるものからしんみりするものまで色々揃っているので最後まで楽しい。解説は新井素子氏。→
2.3ページの超ショートショートと15ページ程度の読み応えありのショートショートが交互になっているところが多いので、毎晩2話ずつ読む感じ。
息子に読み聞かせてたんだけど、私も初読なんで一緒にワクワク。これ、楽しい。私も楽しめる。
冒頭の「いそっぷ村の繁栄」はとにかくオススメ!→
印象的なお話は
なるほどなぁ、となる「やさしい人柄」
わぁーお!と驚く「少年と両親」
それな、と笑える「価値検査器」
クリスマスに読みたい「ある夜の物語」
未来感あるな〜な「旅行の準備」
この考えはなかった!の「不在の日」
解説が新井素子氏なのも個人的に嬉しいサプライズ。解説も楽しい -
「ある夜の物語」は名作。
あと「余暇の芸術」はすごい!まさにネット社会、今こういうSNSに参加しているみんなを皮肉っているようだ。 -
星新一さんの本は初めて読んだ。
面白い。
純粋な皮肉、っていうとおかしいかもしれないけど、まさにそんな表現をしたくなるくらい、自分にはない発想の物語が多くて、もっともっと読みたい、と思ってしまった。
全部印象的だったけれど
シンデレラとある夜のお話と不在の日が得にキてた。 -
イソップ童話のパロディが8作と、創作童話が31作。
どれも短くて読みやすいです。