沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104270

感想・レビュー・書評

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  • よくぞここまで詳細に取材出来たものだと感心すると共に、サラリーマンとしての自分の人生のあり方を考えさせられる内容だった。会社は違えど現代の自分の会社員としての立ち位置の背景には、このような先人達の強い意志と、真実を追求するジャーナリストの弛まぬ努力があったことを忘れないようにしたい。御巣鷹山事故のパートに入るまでが長く、当初は多少冗長に感じたが、読み進めていくうちにそんなことは気にならなくなる位、深い内容だった。

  • いっきに読めました。
    次回から日本に帰れそうな恩田さんですが、やっぱり波瀾万丈なんだろうなぁ

  • 2 アフリカで主人公の孤軍奮闘。ガンバレ!!しかし、ここにきて、少し山崎の小説のテーマによくでてくる嫉妬がみえかくれする。

    九州大学:Φ

  • 組合からアフリカまで。組合、の重みがいまとは違う。こういう重みを体験している世代と、平成世代。これは小説だし、違うのは当たり前だけど、違うことは知っていたい。

  • この人の作品は重厚な感じがして読みごたえがあるな。

  • 面白かった。正義をとるか?出世をとるか?信念を貫き通すか?家族をとるか?仲間をとるか?じぶんならどうする?悔いのない生き方って何だろう?非常に考えさせられる作品でした。期待の三部目へ突入します。

  • なかなかストレスを感じる物語だわ。
    疲れる。

    アフリカでの主人公の趣味にはどうしても抵抗感を感じてしまうなあ。

  • これまで全幅の信頼を寄せているナショナル・フラッグ・キャリアーの実情は、管理職の保身と覇権争いであったか!?
    この小説が史実に基づくフィクションであるところが怖い。

    アフリカの現実を語るには必要だが、冗長と思われるストーリー(後の伏線かもしれないが)が見受けられたので、星三つ。

  • ◆あらすじ(裏表紙より)
    パキスタン駐在を終えた恩地を待ち受けていたのは、さらなる報復人事だった。イラン、そして路線の就航もないケニアへの赴任。会社は帰国をちらつかせ、降伏を迫る一方で、露骨な差別人事により組合の分断を図っていた。共に闘った同期の友の裏切り。そして、家族との別離……。焦燥感と孤独とが、恩地をしだいに追い詰めていく。そんな折、国民空港の旅客機が連続事故を起こす……。

  • 中東、アフリカ編、ついに終了。
    アフリカの暗い歴史と恩地の心の闇、対象的なキリマンジャロの姿。
    すごい本に出会ってしまった。。

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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