女系家族〈下〉 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104324

感想・レビュー・書評

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  • 07/01/10
    容赦ない骨肉の争いが否応なしに泥臭さを醸し出すであろうに、はんなりした昔ながらの大阪弁がそれを和らげている。それぞれの立場による心理が鋭く描かれていておもしろかった。ただ、戦前の妾の地位がいまいちわからないから、本宅のえげつなさがつかみきれなかった。(いや、充分えげつなかったけど)

  • 女の物欲って怖いなーと改めて思いました^^;
    最後のどんでん返しには、スカッとしました。

  • 最後にあのどんでん返しは考えられない。

  • 言葉の使い方が難しいが馴れればとても面白い。人間模様が見えるようなストーリー展開。

  • 後半に入ってあんな巻き返し!
    女はしたたかどす。

  • でもあたしは、女同士の会話を読むのがスゴク好きなんです。女同士の会話を生々しく描いたものを読むと、共感してしまったり、学ばせてもらったり、とにかく「ああ、やっぱり女でよかった」って改めて思うんです。3姉妹の会話は、あたしの日常とはかけ離れ過ぎていて、現実味がないけれど、この作品は昭和初期当時の大阪の女文化がのぞけるのがとてもオモシロイ。

  • でもあたしは、女同士の会話を読むのがスゴク好きなんです。女同士の会話を生々しく描いたものを読むと、共感してしまったり、学ばせてもらったり、とにかく「ああ、やっぱり女でよかった」って改めて思うんです。3姉妹の会話は、あたしの日常とはかけ離れ過ぎていて、現実味がないけれど、この作品は昭和初期当時の大阪の女文化がのぞけるのがとてもオモシロイ。

  • オチが読めちゃったけど、執念ってすごいですね・・。

  • 遺産相続を巡り、3姉妹が争うといっても、やはり世間知らずの大店のお嬢さん。彼女たちをサポートする男性の思惑に影響されているのが面白いです。そして食わせ物の大番頭・宇市。彼は長年の横領を隠すため、あの手この手で3姉妹に絡んできます。その中にあって、孤軍奮闘の文乃。彼女には大きな切り札があったのでした。大どんでん返しに拍手喝さい間違いなし。

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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