強力伝・孤島 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101122021

感想・レビュー・書評

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  • 第49回:山・・・羽深さん
    読み終わった本 安藤

  • この夏、白馬に登ったので、課題図書として読む。

  • 第34回の直木賞を受賞した「強力伝」を含む短編集である。昭和30年代に書かれた古さは感ずることなく、冬山の怖さが伝わってくる。
    「強力伝」の他に、「八甲田山」、「凍傷」、「おとし穴」、「山犬物語」、「狐島」があり、「おとし穴」については、人が危機を脱して安心した時ほど危険である事、’’勝って兜の緒を締めよ’’とは良く言ったものだと思った。

  • 新田次郎の短編小説。
    どれも個性があるが、やはり自然(風、雪、雨など)の描き方がうまいと感じる。「強力伝」でのつむじ風から竜巻へ発展する描写は情景が目に浮かぶ。「おととし穴」は驚きの最後を迎える、風刺的な作品。

  • 短編集。
    強力も、山犬も、アホウドリも日本からなくなってしまった。
    フォークロアってたくさん読めば読むほどおもしろそう。

  • 強力伝を読む.白馬岳に180キロの風景指示版を担ぎ上げる話.明日から白馬を眺めにいくので(残念ながら登山はなし)思いついて読んだ.

    重いものを運び上げる時の筋肉,心臓の描写が迫真.すごい.もちろん,私は180キロを持ち上げたことはないが,肉体の軋みが伝わってくる.

  • 2012年7月購入

  • 初期の短篇集らしい。
    文学的な湿っぽい表現がないのが非常に心地いい

  • 読み辛れー。
    話自体は悪くないと思うけど、いかんせん読みにくくて
    匙投げようかと何度も思った。

  • 強力伝より凍傷のが、心に響いた。今年も絶対、富士山登る!

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著者プロフィール

新田次郎
一九一二年、長野県上諏訪生まれ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。五六年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、七四年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。八〇年、死去。その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。

「2022年 『まぼろしの軍師 新田次郎歴史短篇選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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