双頭の鷲〈上〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (573ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101125312

感想・レビュー・書評

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  • 2009/12/15完讀

    這本書讀起來非常爽快。一開始因為對英法百年戰爭不太熟悉,進入狀況花了很多的時間,但是讀到後面相當值得。ゲクラン的發光發熱、純情、和王子的相遇、天賦洋溢的戰爭,讀來很痛快又有趣,很期待下卷!

  • 2009年1月2日読了

  • 1300年代。英仏100年戦争の前期の話。
    イングランド軍に対し劣勢となっていたフランス軍にベルトラン・デュ・ゲクランという貧乏貴族がいた。これが,フランス王子シャルル5世に見出されて軍神とよばれるまでに至る物語。シャルル5世とベルトランは全く反対の性格であった。シャルル5世は理性に頼って熟考する。ベルトランは本能に頼って直感する。物事を決断する時は,シャルルは暗すぎ,ベルトランは明るすぎる。暗さに徹するシャルルはベルトランの直感に勇気を与えられ,明るいままのベルトランはシャルルの熟考に安心する。この2人が運命的に出会ったところからフランス軍は次々と敵に渡った土地を奪還していく。ベルトランは隙だらけの人格が幸いして,不思議と他人に居場所を作ってやる人間だった。
    全2巻

  • 最初はデュ・ゲクランの下品ぶりに引き気味でしたが、
    後半、王太子シャルル(後のシャルル5世)と出会ってから面白くなってきました。

  • ちっちゃなピースがでっかい絵になるさまが
    シェフ殿の長い長い腕によって芸術的に組み上げられる
    男も女も、「男の子心」を猛烈に掻き立てられる一作。

  • 軍神ゲクラン現る!久々に衝撃をうけた作品。
    佐藤氏は天才じゃあ。
    戦争シーンは必読。人物描写もイイ!

  • 中世フランスの将軍、ベルトラン・デュ・ゲクランの半生(てか回想的に前半生も綴られるので一生か)と周囲の人物を描いた歴史小説の上巻。フランスの歴史には殆ど知識も興味も無かったのですが、登場人物一人ひとりが多面的に丁寧に描かれており、大変面白かったです。

  • 私の大好きな中世ヨーロッパの話。
    面白いし、読み出すととまりません。

  • ゲクランがすっごくかわいいのです。にくめない。
    ほかに「2人のガスコン」も、爽快で面白く拝読。

  • 9月26日購入。28日読了。も,ものすごい面白い…。佐藤賢一はなんとなく食わず嫌いだったんだけどひょいと読んでみてよかったです。挿し絵って大事だよなあ。

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著者プロフィール

佐藤賢一
1968年山形県鶴岡市生まれ。93年「ジャガーになった男」で第6回小説すばる新人賞を受賞。98年東北大学大学院文学研究科を満期単位取得し、作家業に専念。99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞を、14年『小説フランス革命』(集英社/全12巻)で第68回毎日出版文化賞特別賞を、2020年『ナポレオン』(集英社/全3巻)で第24回司馬遼太郎賞を受賞。他の著書に『カエサルを撃て』『剣闘士スパルタクス』『ハンニバル戦争』のローマ三部作、モハメド・アリの生涯を描いた『ファイト』(以上、中央公論新社)、『傭兵ピエール』『カルチェ・ラタン』(集英社)、『二人のガスコン』『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』『黒王妃』(講談社)、『黒い悪魔』『褐色の文豪』『象牙色の賢者』『ラ・ミッション』(文藝春秋)、『カポネ』『ペリー』(角川書店)、『女信長』(新潮社)、『かの名はポンパドール』(世界文化社)などがある。

「2023年 『チャンバラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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