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- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101126142
感想・レビュー・書評
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わっけわっからん♪
これは読むのしんどかったなぁ・・・。
なんかあるんじゃないかと期待して読みきったけど。
恐らく著者の故郷の歴史や言い伝えなんかが題材になってそうだけど、俺は全然しらないことだし・・・。
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これは良作の予感
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難物です。本人が全部書いてまた第一章を書き直したというくらいなので、最初から生真面目に読むとそこでもう挫折しそうです(笑)。けれどこれは、全部読み終えたときのその独創性、重量感たるや類をみないものです。初期大江作品が必ずといっていいほど書評にあがるのに対して、この頃以後はあまり語られませんが、万延元年と折り返して向井側にあるような作品ではないかと。大江作品の中では傑作の1つだと信じております。この不可思議で民俗的な世界は、作品の通り、まるで遡行していく旅でもあります。脳髄に。全部読むと第一章に戻りたくなるんですが、ほんっとに最初でかなりの人が挫折するかと思う手強さなもんで(笑)