少しだけ、無理をして生きる (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133379

感想・レビュー・書評

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  • 「人はその性格に合った事件にしか出会わない」は初めて読んだ時、本当にその通りだと思った。

    渋沢栄一・広田弘毅の話は他の城山作品を読んでみたくなる。

  • 2.人は、その性格に合った事件にしか出会わない

    わかる気がします。
    何かの本でn似たようなことを読んでから…
    辛い事があると
    「神は、私に乗り越えるべき試練を与えている」
    と、思うようになりました。

    紹介されている男性達…
    カッコ良い、素敵…そんな軽い言葉では表せないですが…
    人生をかけて自分を貫く姿に憧れます。

  • 2013/8/12
    おすすめされて読んだ本。知らない政治家のエピソード。名前も聞いたことがなかったがどの人も魅力に溢れていて、若いうちに他の本も読んで見たいと思った。

    何かを吸収し続けること。
    信念を貫き通すこと。
    自分のためではなく人のことを考える。
    大局観を意識する。

  • 廣田

  • 2月頃に社内で騒動が起き、この本を20数年ぶりに手に取った。
    どんな状況下にあってもぶれずに生きていく姿には頭が下がる。
    自分にはそこまでできるかは疑問だが、家族や同僚、自分のためにも少し無理をしてでも強い信念をもって仕事に望みたい。

    3人の生き様が簡潔に書かれているが、個人的には宰相浜口の生き方に魅せられる。
    20代前半は山本周五郎と氏の本は、人格形成の上に欠かせなく影響をかなり受けたと思う。多感な時期に『男子の本懐』『落日燃ゆ』を始め、繰り返し読んだ作品。
    そしてこの本が言いたいことを自分なりに解釈するならば、信念を貫き負けない心を持ち続けることかな。

  • (欲しい!/文庫)

  • 本気でがんばれば,誰かが助けてくれる
    本気でがんばるとは,少し無理をしてみること

    広田弘毅,浜口雄幸,渋沢栄一…特に,広田に魅力を感じました。

  • 2012/10/23-23:40 いろいろ関連の作品も読みたくなるなぁ

  • 題名に引かれ、刊行後すぐに購入。題名の『少しだけ、無理して生きる』は、城山への伊藤整からのアドバイス「いつも自分を少しだけ無理な状態に置くようにしてください」からきているそうだ。この本の原典は、高校の講演だそうだが、人はどう生きていくべきかということを考えさせてくれる珠玉の言葉が、三人の人物、渋沢榮一、広田弘毅、浜口雄幸のエピソードを交えながら、語られている。気に入った文章を、引用欄に掲載しておきます。

  • 広田弘毅、浜口雄幸、澁澤栄一などの生き方について城山氏が高校生への講演録「逆境を生きる」の改題作。
    以前読んだ事があるのにもかかわらず、また城山氏の高潔な語り口にゆさぶられた。
    企画提案のことを昔は「建白」と表現したのだね。今の私は「硯田悪歳無く、酒国長寿有り」だな。

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著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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