アメリカン・スクール (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101145013

感想・レビュー・書評

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  • 「汽車の中」「燕京大学部隊」「小銃」「微笑」だけ読んで、自分に合わないので途中でやめ。
    文体は難しくないのに読みづらい印象。

  • うーん。結論から言うと
    あまり面白くなかったなぁ~。
    なんだかね、8編の主人公に共感出来なかったのが一つの原因かな。
    それと時代背景。
    終戦間近だったり、終戦後だったりして、いまいち、イメージしづらいんだよね~。
    しかもちょっと私小説っぽくって苦手。
    表紙を見ると、コミカル系に見えるんだけど。。。。

    各短編のストーリーはこうです。

    ★記者の中
     戦後の記者の中で交わされる人間関係。
    ★燕京大学部隊
     英語関係の部署に配属された戦士の人間関係。
    ★小銃
     小島信夫の処女作。小銃に取り付かれた兵士の話。
    ★星
     兵士の階級である襟章の星に取り付かれた兵士の話。
    ★微笑
     小児麻痺の子供を持った父親の話。
    ★アメリカン・スクール
     日本の英語教師がアメリカン・スクールに見学に行く話。
    ★馬
     馬に取り付かれた女房をもつ旦那の話。
    ★鬼
     「エンマ」と言われる川にまつわる男の話。

  • 戦後文学は苦手だ。

  • 「アメリカン・スクール」
    半分上の空で読んでしまったからかもしれないけれど、何が何だかわからないうちに終わってしまいました。
    戦後、日本人英語教師がアメリカン・スクールに参観に行く話。タイトルから想像していたのとかなり違う内容でした。
    敗戦国の日本がアメリカ指導で復興していく。日本人にとっては屈辱的なことでもあり、主人公は英語教師であるが英語を話すことにためらいがあります。自分が自分でなくなってしまうような感じがするというのです。一方で、英語を話すことを苦としない女性教師。英語だと、何でも気兼ねなく話せてしまう。
    そのあたりの対比が要点なのかなぁと思います。終戦後の日米関係がポイントかと!

著者プロフィール

小島信夫
一九一五年、岐阜県生まれ。東京大学文学部英文学科卒業。五五年、『アメリカン・スクール』で芥川賞、六五年、『抱擁家族』で谷崎潤一郎賞、七二年、『私の作家評伝』で芸術選奨文部大臣賞、八一年、『私の作家遍歴』で日本文学大賞、八二年、『別れる理由』で野間文芸賞、九八年、『うるわしき日々』で読売文学賞を受賞。他に『菅野満子の手紙』『原石鼎』『こよなく愛した』『寓話』『残光』など多数。二〇〇六年十月没。

「2023年 『小説作法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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