真田太平記 (八) 紀州九度山(新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (626ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156415

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  • 耐える時

  • 兄信幸の義父本多忠勝の懇願により、家康の赦しを得、真田親子は高野山の九度山に追われた。関ヶ原の戦後、家康の勢力は圧倒的に。真田親子の世に出る機会も小さくなっていく。2016.1.30

  • 加藤清正が完璧すぎる!真田家にとっては、じりじりと雌伏の巻。このまま武勇を奮う機会なく一生を終わるのか、という絶望と諦めの色濃い中、ついに極端な手段に出ようとする草の者を留める幸村。自身も焦燥感に駆られながらも、他の人たちのことを慮れる器の大きい人物となりました

  • 関ヶ原後、紀州九度山で蟄居生活をおくる昌幸、幸村、そんな中家康は征夷大将軍に任ぜられ江戸幕府を開き、天下を手中に収める準備に忙しい。草の者お江と奥村弥五兵衛は一存で家康を襲う計画を・・・。

  • ワクワク要素が少ないので、☆4。
    幽閉中の話なので、幸村が活躍するはずはないのですが。

    角兵衛が不気味。

  • 上田城明け渡しから、九度山蟄居。あちこちの勢力で世代交代の巻。真田親子の暮らし振りより、お江ら草の者の活動が中心。小野のお通という人物は、秀頼ら大阪方にくみする者を欺き、情報を徳川に流す役割なのか。このあたりの小説の書きようは、著者により違いを感じる。実在の人物像の捉え方や好みもありそう。そこも時代小説の面白さ。

  • 真田昌幸・幸村親子は紀州の九度山で蟄居なう!
    ってことで、この巻は「草の者」たちの動きがメインでした。
    江さん、いつまでも若くていいねぇ…。

  • 嵐の前の静けさ,といったところか.関ヶ原前夜に秀忠の軍勢を足止めした廉で,昌幸,幸村父子は九度山に軟禁される.一方,生き残った”草の者”たちも時機の到来を待つ.本巻の影の主役は加藤清正と浅野長政親子か.熊本城を見てみたい!!

  • 5/24

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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