剣客商売 七 隠れ簑 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101157375

感想・レビュー・書評

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  • 剣客商売シリーズ七作目

    やはり、「徳どん、逃げろ」でしょうか。
    本当にあの盗賊は、傘徳のことを泥棒だとおもっていたのでしょうか…。
    盗みを働くのだから、悪人には違いないのだけれど、あけっぴろげで憎めないなんとも可愛らしい人でした。
    生きててほしかったなぁと思わずにはいられないのです。

  • 剣客商売ももう7巻。
    読みやすいのでバンバン進む。

    小兵衛の粋な振る舞いや大治郎の生真面目ぶりも楽しい。

    個人的には盗賊と岡っ引きの友情?を描いた「徳どん、逃げろ」がいいかな?襲撃対象であることを知った小兵衛の喜ぶ様もおもしろい。

    美冬さんの登場シーンが少ないのがちと残念。

  • <目次>


    <内容>
    この巻にはテレビで見たことにない話も。旅行中、往復の新幹線で完読!

  • 盲目の武士をやさしくいたわる托鉢僧――旅の途中で出会った、年老いた二人連れが何故か秋山大治郎の心に残った。江戸に帰った大治郎は、偶然試し斬りされかかった件の老僧を助け、二人が二十八年におよぶ仇討ちの敵同士であることを知る。人知をこえたその絆の不思議さを描く「隠れ簑」。
    小兵衛が小金持ちの隠居と見られて盗賊に狙われる「徳どん、逃げろ」など、シリーズ第7弾。

  • 小兵衛のダンディズム
    高田馬場の決闘

  • 面白過ぎる

  • 飛ばしてしまった七巻を読了。「徳どん、逃げろ」は鬼平でも出てきそうな話で、思わずほくそ笑む。「梅雨の柚の花」「大江戸ゆばり組」は敵役が二話連続で現れるのが珍しい。「決闘・高田の馬場」を読み進むうちに、だいぶ前にTVドラマで本話を見たことを思い出した。だが、映像よりも本書を読んだほうが情景が頭の中に広がる不思議。著者の力量というものを改めて感じた。解説にあった『銀座日記』を読んでみたくなった。

  • ちょっと小休止してからの剣客商売。
    やはり小兵衛さんがかっこいい。
    かまわぬ、斬れ、という躊躇無いところがしびれる。
    大治郎に新しい弟子ができたのもこれからが楽しみです。

  • (^.^)

  • 20150524 シリーズ半ば。登場メンバーがみんな元気。そのせいか楽しい話が多い。息抜きになる回かも。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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