再び女たちよ! (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167343

感想・レビュー・書評

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  • ヨーロッパ退屈日記、女たちよに続いて三冊目。

    小洒落た とか、
    小粋な とか、
    キザな とか、

    そういう形容詞が似合う文章です。
    たぶん筆者自身もそんな感じの人なんだろうなと。

    文章自体のかっこつけた感じが好きです。
    ただ、三冊進んでくるうちに、
    ホントにその文章の雰囲気ばかりが強くなって、
    中身は二の次になってる感じはある。

    単純に中身も含めたエッセイとして面白いのは、
    最初のヨーロッパ退屈日記が一番だと思う。

    今後映画も観てみようかなぁ。

  • 前作からの著者の心境の変化が面白い

  • すっげえ笑える。
    「女たちよ!」と一緒に、男性に読んで欲しい本NO.1

  • 1人ホテルの夜に読もうと購入しましたが。「女たちよ!」の方が内容が充実していたなー。
    猫に関する考察は、猫好きの友達に読んで確かめて貰いたい程絶品でしたが。

  • KINGかなんかの書評であったので読んでみた。
    エッセーとして普通に面白い。
    たまによく分からないものもあったけど、伊丹十三という男をもっと知りたくなった。これを機に映画を見てみるのもありかもな。

  • 仕事の休憩中に読む本がある。いろんな意味で脳内に差し支えがないものを選ぶ。それは著者にとって失礼な話だが読まれもしない本はいくらでもある。日常レベルでの共感というのはエッセイの魅力のひとつでもある。寄り物の話がそのひとつでこれは海に打ち上げられた漂流物についてのことで。「殊に、渥美半島あたりのクリーム色の砂に洗われ洗われてすべすべに角の取れた木片を私は愛する。」沖縄でもなく湘南でもなく渥美半島あたり。ワカル。この道をくねくね行けばきっと先にはキレイな海があるにちがいない。運転をしていてそういう道の表情というか気配を感じるときがある。この先にはきっと海がある。静かで真っ白な浜辺に降りると時が止まったように心も穏やかになる。そういうときに何故かすべすべした寄り物の木片を見つけ手にのせてみる。まじまじ眺めて羽のように軽くふとなんだかいろんなことが許せるようになって。馬鹿馬鹿しくもなる。あらゆる純度が詰まっている感じで。それに参ってしまう。渥美半島あたりがいい。

  • 前作の続編と言えるエッセイ集。
    物事の身方、捉え方、教えてもらいました。
    もっともっと読みたかったエッセイです。

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著者プロフィール

1933年生まれ。映画監督、俳優、エッセイスト、テレビマン、CM作家、商業デザイナーなど、興味のおもむくままに様々な分野の職業に分け入り、多彩な才能を発揮。翻訳も多数手がけた。1997年没。

「2020年 『ちょこっと、つまみ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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