天狗の落とし文 (新潮文庫 つ 4-46)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101171463

感想・レビュー・書評

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  • 独り言に近いものから物語の冒頭だけみたいなもの、それなりに結末のあるショートショートなどの短文集といったところでしょうか。ご本人の日記みたいなものもあって、どこまでが現実でどこから作り話かはわからないが、ただのアホなオヤジ的なものから、さすがは作家と思えるものまでバラエティに富んでいて楽しい。
    もう10年以上前に出ているものなので、ネタとして古いものもありますが、ちょっとした空き時間にサクッと読めて、かつ笑えるものもたくさんあってよかった。

  • クレイジーな短編集!

  • 超短編集。さすがに切れ味鋭い! 使用権フリーだってよ

  • 筒井康隆はすごい人だ、と再確認する本。
    ここまで好きなことをしても咎められない人は中々、殆どいないと思います。
    筒井康隆が認められるのは本人自身が認めた行為しかしないからだと思います。

  • 356 の短編?もとい落し文を収録.言葉遊び・言語破壊,思わず苦笑・ニヤリとするショートストーリーなど多種多様.読み応えのある一冊.
    気にいった言葉遊びの例をいくつか引用./「四字熟語  試行錯誤→思考錯誤  主客転倒→酒客顛倒  全力疾走→全力失踪  首都高速→首都梗塞  傍若無人→病弱婦人  学歴詐称→学歴些少  地方政治→痴呆政治  文藝春秋→文藝逡巡  世界一周→世界一蹴」「以下省略→烏賊跳躍」(?)「殿様商売→ボサノバ兄弟」(???)/「天狗の落し文,筒井康隆,新潮文庫,2004,170-171ページ」より

著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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