本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101181806
感想・レビュー・書評
-
『終わりの始まり』[中]です。哲人皇帝マルクス・アウレリウスから後を継いだのは、その息子コモドゥス。映画『グラディエイター』の愚帝のモデルがこの人らしい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後の賢帝マルクス・アウレリウスは、ゲルマン民族との闘争に10年近くの歳月を費やした後に死を迎える。哲学を愛する皇帝は軍事戦略では特に秀でた皇帝ではなかったようだ。
後を継ぐ若い皇帝コモドゥスはその器ではなく、12年間の悪政の後に暗殺されてしまう。先帝の意向に反してゲルマン民族と講和したことが、その後の永い安定状態を築くのだから面白い。
映画『グラディエイター』がこの皇帝コモドゥスを悪役として描いているが、史実と異なることが多いと解説あり。久しぶりに再鑑賞してみよう。