ローマ亡き後の地中海世界2: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)

著者 : 塩野七生

• 新潮社 (2014年7月28日発売)

感想・レビュー・書評

[itotakashiさんの感想 · 2014年10月18日]

第4巻にまとめる。

[ボマルツォさんの感想 · 2014年10月7日]

同じような内容の反復が多くて飽き気味になるも、なんとか持ちこたえる。

[カイさんの感想 · 2014年9月30日]

この時代の平民に生まれなくて良かったと思うとともに、面白い時代であるとも思った。海賊、商人、騎士団、修道会…

[jun0214さんの感想 · 2014年9月20日]

地中海世界のその後２。1巻につづき、キリスト教とイスラム教の対立を軸にしつつ、各国の妥協案や経済政策が進展する。パワーバランスはイスラム側のほうがウェイトが大きいが、経済の一点をつくことで均衡を保つ術をつけていく。その一方で、経済とは関係なく、奴隷解放のための団体も活動を活発化させる。
この状況に、今後どのようなことが起こり、どのように変化していくのかワクワクしてしまいます。

[E/pさんの感想 · 2014年9月10日]

十字軍の時代になり海洋都市国家が育って来て、いよいよキリスト教世界の反撃かと思いきや、イスラム世界の方にも変革の気配が。
海賊に連れ去られ奴隷にされた人々の救出運動も起こってきます。
しかし、身代金を払って救出すればするほど、身代金目的の拉致が減らないという矛盾を抱え込みます。
海賊による拉致が19世紀まで続いていたことにびっくりです。

[後藤進さんの感想 · 2014年9月10日]

いまと地中海世界のありようが暗黒の中世と絡んで違うからすごく興味深いね。

[min2flyさんの感想 · 2014年8月25日]

2014 8/21読了。
少し以上にキリスト教勢力が盛り返してきている時代の話で、特にイタリアの海洋都市各国が勢力を伸ばしている時期の話。
しかしそれ以上に熱いのは、救出修道会と救出騎士団の活躍。身代金を払ってにせよ、囚われた奴隷を実際に救出して数百年活動し続けている、その実績は凄いと思う。そんな活動あったことすら知らなかったけど、それは創始者が聖人になるのはもっともだ・・・。

[tomoo0816さんの感想 · 2014年8月25日]

うーん、この巻はひたすら、海賊から奴隷となって捕まっているヨーロッパの人の救出について語ってあるぐらいか。
中に十字軍について書いてあるが、詳細は十字軍物語へということで細かくは語っておらず、まあイスラム対キリスト教のやりとりが長々。　ちょっと読んでていても面白くない。まあ次の方がルネサンス時期になるようでまた面白くなるか期待！

[MatsumotoShujiさんの感想 · 2014年8月13日]

しかし200年の歴史空白時代を経て、突然現れたのは国王でも法王でもなかった。「救出修道会」のマタ、「救出騎士団」のノラスコ、むちゃくちゃすごすぎる。

[psychokineticaさんの感想 · 2014年8月10日]

平和（パクス）なき時代の悲惨さ、というものは現代に生きる我々にとっては想像を絶するものだなぁと感じる。まさに神も仏もあったもんじゃないね…