日銀券 下巻

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著者 : 幸田真音
  • 新潮社 (2007年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101217277

日銀券 下巻の感想・レビュー・書評

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  • 後半になって、面白くなるかもしれない、という期待を多少はしたが・・・
    重々しいテーマに、現実味のない陳腐なストーリー、全く共感をともなわない魅力のない登場人物たち、という状況は、読み終わるまで全く変わらず。
    内容を全く知らず、タイトルだけで借りただけに、期待はずれもはなはだしかった。
    もうちょっと、真剣みのある、緊迫感のある話が読みたかった。

  • 070508

  • 経済が、様々なところで、ほころびが出ている。
    アメリカの国債そしてドルが、脆弱性を持つことで、
    世界の経済が不安定となっている。
    GDP 第2位の中国の登場で、アメリカのドルを支えるのが、
    中国になっているが、元は世界の通貨として通用していない。
    少なくとも、片肺飛行のような状況だ。
    ユーロは、小さな国から、危機がおこり、
    結局は、ドイツに支配されるのかもしれない。
    その国の通貨は高いほど、国の力を意味するはずだが、
    通貨安をその国の政府は、演じている。

    アメリカの国債とドルが下落すると、
    一体何が起こるのだろうか。
    芦川笙子は、金融グループの一員で、政府のコントロールではなく、
    市場の見えざる手で、コントロールしようとする。
    そのために、着実に、そのことを目標に取り組んでいく。

    中井昭夫は、笙子に、翻弄されながら、
    日本を守るとは、どんなことか?を真剣に、
    考え、取り組もうとする。
    金融市場のわずかな動きで、大きく変化する。
    金利が、ゼロやマイナスになる現実を経験しながら、
    健全な見えざる手に委ねることが、できるのか。

    今も、日銀は苦悩の中に、のたうちまわっているようにも見える。
    笙子は、ビクトリア瀑布の小さな街で、贖罪していて、
    いいのだろうか。

  • 経済については、素人ですが、幸田真音の小説は、経済の原理を知らなくとも、内容がわかるような仕掛けになっており、
    素直に読み進めていけば、市場のドラスティックな動きに引き込まれてしまいます。

    よく、歴史小説で「もしも・・・」という書き方がありますが、経済小説での「もしも・・・」の醍醐味を教えてくれた作家さんです。

  • 友人がMixiの書評ですすめていたのでよんでみる。経済の仕組みに自分がとことん疎い事を思い知らされて終わった。おもしろくもつまらなくもない。

  • 下巻。
    副総裁の元ダンナについてがちょっと不完全燃焼?

    2008,aug

  • 予測小説的側面もある。笙子が企てていたのは強い円、ドル暴落、世界の基軸通貨円、世界の中で強大な力を持つアジア。これが実現するのかは正直わからないけど、アメリカの凋落については最近の世界経済の動向を見ているとあながち突飛な予測とは言えなそう。量的緩和政策が解除される前に出された小説だから、解除は的中させていることになる。その意味で世界経済の今後の動きが楽しみになります。それから日銀の基本的な業務内容や近年の日本経済の動きも知ることができます。具体的には日銀が公定歩合を調節してマネーサプライを調整しているのは社会の教科書の中の世界であり、現実には短期金利の誘導目標を上下させたり、日銀当座預金の残高を調整してやってるんだよってことや、長年にわたる量的緩和政策が短期金融市場をマヒさせて優秀な短資マンが育たなくなったということも間接的に描かれている。でも、一番おもしろいのは笙子と中井の恋物語かもしれない。

  • (07年04月10日購入)

  • サウジが引き金を引いたドル暴落に始まり、アメリカ経済と運命共同体を成してきた日本も激しい動揺に襲われる。中井等日銀政策委員会は「円」への信頼を、日本を守ることができるのか。坂井君は下巻も良い味出していました。彼のお陰で解説が分かりやすいです(笑)。

  • これは面白い!
    一言で言えば『恋愛経済小説』

    「現実の日本経済はこの小説を追いかけている」というテーマがぴったりの小説。

    日銀のゼロ金利政策→量的緩和政策→解除までの日銀政策決定委員会のメンバーの人間模様を描いた作品です。

    経済と言う難しいテーマを短資会社のベテランと新人とのやり取りから解説してあるので解説色が強くなくて読みやすいです。

    他にも、過去の追憶などを織り交ぜてあるので、どんどん先が気になって仕方がなくなる作品。上下巻とも一気に読み切れてしまうような小説で、是非この小説を読んで欲しいです。

    日本経済は本当にこの小説のような結末を迎えるのであろうか。

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