- Amazon.co.jp ・本 (543ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101223117
感想・レビュー・書評
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中学か高校のときに読んで以来の再読。のめり込みました。
乾の行方に涙した後の、グラーフとの再会がすごい救いになっている。ちょっとだけ救われた気分で読み終えられる構成に感謝。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんなことが本当にあったとはね。凄いよ。
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2014.10.2(木)¥250+税。(-2割引き)
2014.10.13(月)。 -
日米ハーフな安藤は飛行機乗り。飛行機が好きだから軍人になった。中国での民間人殺戮を拒否し、軍隊では鼻つまみ者(賛同者も多い)
これはゼロ戦をベルリンに運ぶ話。半分以上、運ぶまでのなんやかやなの。インド中東経由なので、いろいろあったり、一機しか着かなかったり。
切ないのは、結局ゼロ戦ドイツでは役にたたないと判断されたこと。
これ、第二次大戦3部作だから、どこかで安藤出てくるのかな。 -
ベルリンまでの飛行の場面を読んでるけど、どうやって地理や情景など描けるだろうね。
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バトルオブブリテンに関する本を何冊か読んだけど、その都度思ったのが『ゼロ戦がドイツ空軍に配備されていたら歴史は違っていたのでは...』だった。
日本からドイツへゼロ戦を空輸するために練られた計画。
ひょっとして史実の部分もあったのでは? と思わせる上手い構成にしてやられた感を感じる一方で、もう少しハラハラドキドキ感も欲しかったかなと。
当時の欧米によるアジアから中東・トルコ辺りに対する政策や現地の状況にも触れられていて、関心を持たせてもくれました。 -
夏になると必ず戦争関連の作品を1冊読むことにしています。
本当にあったことを題材にしたものを手に取るようにしています。
笑う警官で知った佐々木譲さんの作品に、
歴史小説があったとは知らず、思わず手に取りました。
読み始めた時から次のページを早くめくりたくなる気持ちになりました。
歴史小説でこんな気持ちになるのははじめでです。
今年は映画でも零戦を扱っています。
戦争の中の零戦ではなく
零戦を作った人、ゼロ戦を操縦した人の
モノづくりの心と扱う人の心を
自分なりにもっと知りたくなりました。
そして、本当にベルリンに零戦は行ったのでしょうか?
日本人パイロットがベルリンにいたのでしょうか?
日本の零戦はどれほど世界に影響を与えたのでしょうか?
ドイツには採用されなかったと記されていましたが
ほかの国では日本の飛行機は良く映ったのでしょうか?
作品は事実だけを語り終えたかのように閉めているため
色々な疑問や気持ちが湧き出てきて
「読んだ~」っという気持ちになりました。