ライオンハート (新潮文庫)

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著者 : 恩田陸
  • 新潮社 (2004年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234151

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ライオンハート (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 恩田陸さんの作品は「夜のピクニック」と「ネバーランド」の2作品を読んだきりだったが、恩田さんの直木賞受賞を機に、以前から気になっていた本作を読んでみました。
    過去に読んだ作品は青春小説だったけれど、本作品は時空を超えて魂が呼び合う恋愛小説。恩田さんの作品の幅広さに称賛です。
    また、それぞれの小編は絵画がモチーフになっていて、絵画好きの読者には楽しく読めると思います。(扉にその絵画がカラーで掲載されているのも嬉しい。)

    全体として面白かったけど、エリザベスとエドワードの原点と思われる(←間違ってるかな?)「天球のハーモニー」が、ちょっと難しくって混乱気味。

    登場年代、2人の関係性などをメモに取らないと正確に理解できないかも?とも思っています。もう一度、じっくり読んでみたいです。

    色々な時代に2人が登場しますが、「春」のエドワードとエリザベスが一番好きです。

    2人の間を行き交うハンカチに刺繍された”From E. to E. with love”が素敵。エリザベスもエドワードも共にイニシャルが”E”だから、どちらから会いに行っても良い仕組みがいいですね。

    余談ですが、…
    エリザベス女王に関する知識が全くないことに気づきました。本作品を理解する上でも、彼女についてちょっと勉強してみたいと思います。

    <補足>
    2017年開催の「ミュシャ展」に「イヴァンチッツェの思い出」の原画をもとにチェコで印刷されたポストカードが2点展示されていました。

  • 不思議な構成の恋愛物語。
    こんな構成を思い付くのはすごいと思ったし、題材はなかなかいいと思ったけれど、私には複雑で、途中わからなくなってしまった。
    作者の知識についていけず、追いてけぼりくったまま終わってしまった感じ。
    悪くはないんだけどね。

  • 再読。好きな本だった印象だったが、今回はなかなか読み進めることができなかった。ようやく読了。う~ん。
    カバーが素敵。
    追記)国立新美術館で開催されたミュシャ展に、本にでてくる「イヴァンチツェの思い出」が展示されていた。
    小さなカードサイズながら、とても愛らしく繊細でやわらかな印象。イヴァンチツェはミュシャの生まれ故郷で、左下のロゴはイヴァンチツェの紋章てのこと。

  • 壮大過ぎて上手く消化できなかった印象。
    解説とあとがきを読むと幾つかの音楽、絵画、小説からインスピレーションを受けて書かれた作品のようですが、残念ながら知識の範囲外でした…

  • 初読→エヴァンゲリオンQを観終わった時のような混乱。
    2回目→自分の推測を埋める証拠を探しつつ、新しい説を見出していく感じ。
    老後を迎える頃に再読したらまた違う説となる気がする。。

    あとがき作者の昨今ではすれ違いものは難しく、だからSFものした、とあるがナルホド。。

    色々読みたいもの、調べたいことが増える。。

    解説:梶尾真治氏(『黄泉がえり』の作者)
    ジャック・フィニィ『盗まれた街』
    →『月の裏側』『黄泉がえり』
    ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』
    →『ライオン・ハート』『時尼に関する覚え書』
    アイザック・アシモフ『世界の年表』
    『たんぽぽ娘』
    『ジベールの日曜日』(映画)
    『展覧会の絵』(演奏)ムソルグスキー

    1603年エリザベス女王
    1855年老後
    1873年『春』(ミレー)
    1905年パナマ運河工事
    1932年エア・ハート嬢の到着(リンドバーグ愛児誘拐事件)
    1944年ロンドン空襲
    1969年アポロ11号打ち上げ
    1978年ケイト・ブッシュのライオンハート発売

  • from E to E.
    混ざり合う時間と空間。時を経て、場所が変わっても続く思い。名画になぞらえた章立ても秀逸。

  • 157

    2016年では34冊

  • どこか暖かい気持ちになるラブストーリー。
    転輪転生を繰り返し、何度も出会うエドワードとエリザベス。
    短編集としても楽しめる作品だと思います。

    ジェニーの肖像と言う作品のオマージュだとか。
    存在は知っているもののまだ未読なので、今度読んでみよう。

    個人的には、運命の相手と一瞬しか会えないのなら
    そうでなくて良いから長く一緒にいれる人が良いなぁと夢のないことを思ってみたり。


    追記

    ストーリーとは全く関係のない事なのですが、文庫版の紙の素材が好みで、ページを捲るたびに
    この紙良いなぁ〜と思っていました。
    ザラっとしていてちょっと重たい感じ。
    どうでも良すぎてスミマセン。

  • これはラストがすっごくよい!

  • 『いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。いつもいつも。
    会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ。』
    『魂は全てを凌駕する』
    『時は内側にある』
    素敵だと思う。

  • クリスマスプレゼントにいただいた本。
    この本の感想は読む人によってすごく分かれそう。私はいつかで会えることは幸せだと思うけど…。ただ、同じことを繰り返さない、二人で添い遂げる努力というか足掻きをすごくする気がする。

  • 同じ魂を持った男女が、時空を超えてなんども巡り合うけど、お互いがお互いを分かっているのに結ばれないって話し
    あ、最後は結ばれたのか。
    過去と未来が入れ子になっていたり読飛ばすとわからなくなる

  • よじれた時空に迷い込んだ二人は、離れたり、くっついたり。1枚の絵から恩田さんが物語りをつむいでいく。絵画と題材にする原田マハの世界とはまた違った雰囲気。やっぱり恩田ワールド。切ない気持ちで一杯になった。

  • from E to E
    なんども出会い別れる男女、というものに非常な魅力を感じることになったきっかけかもしれない。

  • 少し切なくてとてもロマンチックなお話でした。
    なんだか少し怖さも感じました。でもすごく面白くて引き込まれました。

  • 芸術作品をもとに文学が作られると、芸術作品を見直した時にあらたな視点がえられて楽しい。

  • 時を越え、空間を越えて、何度も出会うエリザベスとエドワード。結ばれることはないが、その出会いの掛け替えのない歓喜の瞬間のため、生きていく二人の魂。至高の恋愛小説と言ってしまってもいいのではないか。各話ごと美しい名画がベースになっており、ストーリーに深みと格調が感じられる。
    ひょっとしたら私も、私のライオンハートに出会うために生まれてきたのではないだろうか!?いやきっとそうだ。そんなふうに引き込まれるラブストーリー。

  • 再読。
    久々に読んだからか、これも今の恩田節とは遠いトーンですよね。
    こんなに純粋に思い合ってる男女ってあんまないよな~~~~いや恋愛とはまた違うオチなんですけど・・・なんていうか・・・む、難しいが・・・・・・。
    あとオチめっちゃ忘れてました・・・・・・EからE
    へ・・・・・・。

  • 時代や場所を超えて、何度も何度も巡り合うふたりの男女。なんだろう、やっぱり私ロマンス系の恋愛小説苦手だ。あまり集中して読めなかったので正直あまりわからなかった…。2013/210

  • 見事に各話がリンクしている。
    エリザベトはそこに繋がるのかという驚愕。
    一気に読み切った。

  • ひきつけられて読みやすかったけど、中身は?
    材料をつなげた感があってちょっと違和感。
    でも文章の上手な方なんだとおもう。

  • 大好きな恩田作品の中でも、トップ3に入る作品。
    何度読んでも感動してしまう。

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ライオンハート (新潮文庫)の作品紹介

いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ…。17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ。時を越え、空間を越え、男と女は何度も出会う。結ばれることはない関係だけど、深く愛し合って-。神のおぼしめしなのか、気紛れなのか。切なくも心暖まる、異色のラブストーリー。

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