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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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階段を登って行く音が聞こえた。マチルダがノックをしている。彼女は泣いているようだった。
「ママ。ママの王子様を連れてきたわ」
くぐもった返事が聞こえる。ドアが開く。
そして、歓喜に震える、優しい、柔らかい声が聞こえた。こんな声は随分長い間聞いたことがない。かつて、遥かな昔、初めて愛を囁いた時の声。
「ーーエリザベス? そこにいるのかい? ずいぶん待たせて済まなかったね」
― 242ページ -
「でも、わたしはあなたで良かったわ。いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。いつもいつも。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ」
〈中略〉
「ほんとうよ。いつもいつも、そう思ったわ。いつも幸せだったわ」
少女は繰り返しそう言った。
「覚えていてね、エドワード。いつもそうだったのよ」
― 55ページ -
でも、あたしはあなたで良かったわ。いつもあなたを見つけるたびに、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。いつもいつも。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ
― 55ページ
みんなの感想・レビュー・書評
正直、始まりが唐突すぎて頭がついていかなかった。しかし、次第に時代を越えた「繋がり」や「運命」を感じた。
恩田さんの描くキャラクターは魅力的
最も心に残っているお話のひとつ。
何回も繰り返して読みたくなります。
自分もやっぱり、ベタで運命的な恋愛モノが好きだったんだなあ笑。
SFファンタジー。
章ごとに設定、時代が変わる。
第一章ははっきり言って意味がわからない。
何のことを言ってるのか、何がしたいのか。
根気強く二章三章と読み続けていくとなんとなくストーリーが読めてくる。
すると、不思議と次が気になり出してくる。
恩田陸の得意な伏線は読み進めれば読み進めるほど形となる。そして、私はハマっていった。
最後の終わり方もわたしはとても好きだった。
もしかしたら、この本は一回ではなく、繰り返して読むのにオススメの本かもしれない。
タイトルと表紙から、直球ど真ん中恋愛小説かと思いきや、いやーそうきたか。
ちょっと短編集みたいで、量のわりには重さを感じないのが良かったです。
まだ手を出してない恩田ファンの方は、是非どうぞ。
ロマンチックすぎて、ぞくぞくした。ロマンチストなわたしには、きゅんきゅんしてしまう一冊。しかし、日本人の作家なのに登場人物が西洋人って、珍しいなと思った。
『会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ。』
評価がよかったので読んでみたけれど、ロマンチックなお話っていうのもわかるけど、SFが苦手だからか、自分の感性にはあわなかったので星2つ。。
登場人物が横文字だと、とたんに人物が覚えられなくなる&読むのがめんどうになる・・
時間、空間を越えて、何度も出会う。
ロマンチックの一言。
短編集のような感覚で読めて、ひとつひとつに心が温まる。
その全てが繋がっていて、ラストも素敵。
不思議な世界
男と女が時代を超えて
色んな年齢の時に
一瞬だけ会える逢瀬を
楽しみにしてる
なんか不思議すぎて
時系列が分かんなくって
でもそれが逆によくってみたいな。
愛って凄いですね、的な?
さらっと読み流したい感じ
ロマンチックでした。
なんでこういうことが起こるのかとかは
特に解説なかったけれど、
そこは想像するのがロマンってやつか←意味わからん
恩田さんの本全体に流れる雰囲気が好きです。
あと装丁のきれいさが素敵だった。
ミュシャの絵が特に!
「時をまたぐ」SF恋愛小説。中世から現代までのヨーロッパを変遷しながら、登場人物が時を超えた「夢」を引き継いでいく。恩田陸の他の作品に比べて芸術性が前面に出ており、彼女の趣味がストレートに反映されている作品、ということらしい。ページ数の割にはすぐに読めるし、それなりに面白かった。
作品ではなく読み手が悪いのだろう。乗り切れないまま斜め読み。ベンジャミンバトンのような不思議なストーリーだが、舞台が外国だからか乗り切れず。
いまさらだが、作者が早稲田大学卒業の女性だったことを知ったことが新しい発見かな。
禁煙期間中の読書だから、きっと読み手が悪いんだろうと思う。ま、そもそもラブストーリー苦手だし。
全体の雰囲気としてはとても好きな感じです。ただ、要所要所で出てくる1978年ロンドンの話をもう少し膨らませて回収して欲しかったというか。。。まあ、それこそが恩田作品の恩田作品たる所以なのでしょうけど。 1番お気に入りは私もエアハート嬢の到着です。青年と美しく聡明な少女の組み合わせというのがやはり美しいですよね。時代背景も個人的に興味深いです。あとは最後の、記憶も感動しました。途中からエリザベスの... 続きを読む »
恩田陸先生のこの雰囲気大好きです♪
悲しくも美しいラブストーリーもの。
様々な事柄を超越していて、これが本当の愛なのかなって考えさせられる。
若い時に読んでいたら評価の★はもっと少なかったかもw
何年後かに読んだらまた捕らえ方が変わっていそうな本。
各章が一枚の実在の絵から始まるのもツボ。
最初に絵をじっくり見てから読み、
読んでる途中でまた戻ってみたりするのが楽しい。
最初に謎が提示されて少しずつ明かされていくのもおもしろかった。
そして何より物語の空気が大好きな本♪
タイトルと著者にひかれて読んでみた。
「メロドラマが書きたかった」と著者が言っているように、SF純愛小説。あまり読まないジャンルだけど、意外と面白かった。映像化すると稚拙な感じになりそうなので、舞台化とか向いてそうですね。
また好きな本が増えてしまった・・と
読んで思いました。
この本は理解しなくていいんです。
理解したくなっちゃうんですけどね
気持ち、ハートで読んで下さい。
無垢なる魂の純粋な結合は
あなたの望みだった。
けれど、
純粋なる結合というのは
常に矛盾にさらされている。
あなたの魂は何者にも
所有されることを望まない。
誰かと結びついたとたん、
たちまち濁り始め、輝きを失う。
離れているからこそ純粋でいられる。
ほんの一瞬の逢瀬のみがその魂を
輝かせることができる。
私はエアハート嬢の到着
1932年のエドワードが好きです(*^^*)
何度でもよみたい。
大学に入ったら読もうかな。
恩田陸の描くSFラブストーリー。
1900年代の様々な場所と時間で何度も巡り合う二人の男女が描かれる。
各章の初めにモチーフとして挿入される絵画が物語に彩りを持たせているし、高潔な雰囲気を持つ文章がヨーロッパという舞台にすごく合っていると感じた。
ひたすらに不思議で、わかるようなわからないようなふわふわとした読後感のあるお話でした。

なんだか最後だけがイマイチ。でも途中までは物凄くどきどきしながら読んだ。こういう映画あったよなあ。





