孤剣―用心棒日月抄 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247106

感想・レビュー・書評

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  • 藩命と用心棒の掛け持ち。
    青江、細谷、米坂のトリオは良い感じで、
    この3人の活躍をもっと読みたかった。
    前作の自由気侭な日暮し感は減ってる

  • 用心棒シリーズ第二弾。一作目のような史実に絡んだ面白さはないけれど、江戸の市井で再び浪人生活を送る羽目になった主人公が、旧藩の危機のために奔走するさまは、読む手を休ませない。

  • 全1巻。
    シリーズ物の時代小説。
    前回の用心棒日月抄の続き。

    やっぱりって印象。

    物語は面白く、
    愛すべき登場人物達に
    ニヤニヤしてしまうが、
    単純な時代物になってしまった。

    前回の複雑に絡み合った構成で、
    気持ちの良い時代小説をつむぐ構造ではなく、
    少しずつ手がかりを集めてゴールに向かう合間のいろどりに
    ちょこちょこ用心棒を差し入れてる感じ。
    話としては面白いがそれだけ。

    ファンのためと、編集者のために
    あーあって言いながら書いてる
    藤沢先生を思い浮かべた。
    勝手に。

  • 2009年12月31日、読み始めました。
    青江・・・由亀という人がありながら・・・。
    2010年1月3日、読み終わりました。

  • 青江!いけない人ッ!

  • シリーズ二作目。さちが良い感じ。
    久しぶりに(って、本当に小学生のとき以来。。)、読みながら辞書ひいた。ニュアンスで読むと、ちょっともったいない気がする言葉が出てきて。

  • 雑炊が食べたいおいしそうな郷土料理などが出てくるシーンが著者のいろいろな作品中に出てくるので、「これ」と絞るのが難しいですが、代表してこの作品の雑炊をあげます。明るい雰囲気になった著者の代表シリーズ「用心棒日月抄」第2作。江戸の大地震のあと主人公の青江は風邪をこじらせてしまい高熱で寝込んでしまう。そんな時に一度は自分の命を狙う羽目になってしまった美しい女刺客の左知が作ってくれた「大根の味噌汁に冷や飯を炊き込んだ、故郷ではおなじみの」雑炊!深い味がしそうです。

  • 用心棒シリーズ第二段。

    世の中に戦がなくなり、争いが藩内へ。
    今回の物語でも藩主毒殺の陰謀をめぐる藩内のいざこざ。

    またしても藩の密命を受けて青江八郎は脱藩し、江戸へ向かう。
    用心棒稼業で生活をつなぎながら、一歩一歩手がかりを得ていく。

    江戸の生活模様やそこに生きる人々が鮮明に浮かび上がってくるような小説。

  • シリーズ2作目。

  • 95年30冊本

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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