- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101255262
感想・レビュー・書評
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リア王、なんだかひどい話だなーと思って読んでたらトルストイがボコボコに酷評してたというエピソードが紹介されててニッコリした。
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20151109
阿刀田高の編纂シリーズ。
シェイクスピア劇の内容、注目論点を手っ取り早く理解でき、入門書にぴったり。
リア王、シーザー、マクベスあたりは積読。
ホメロス等のギリシャ劇とは異なり、人間の性質に論点があることが面白い。
奸計、裏切り、嫉妬などおよそ人が抱き得る悪の部分を、コミカルで洒落の効いた言葉で表現していく。ぜひとも英語の原文で味わいたいところである。英語の方言をも味わえるよう、英語力を高める必要がある。
TOEICの勉強、リスニングなど。 -
シェイクスピアの代表的な戯曲11篇を解説した、シェイクスピア入門書。シェイクスピアの頃の時代背景やイングランド、スコットランドの歴史を交えた解説が面白い。
実は、ロミオとジュリエット、ジュリアス・シーザー、リア王の3篇以外、ストーリーを知らなかったので、本書を読んでよかった。
何れも陰謀、暗殺、情事などが入り交じったドロドロとした内容で、その面白さは文章を読んだだけでは分からない。舞台を見ないと感動は得られないんだな、ということがよく分かった。 -
シェイクスピアの入門書であり、内容は11の戯曲の紹介、考察である。
時代背景や戯曲と小説の違い、作品の評価等々、初心者にも理解しやすく内容はとても充実していて、楽しめる。
特に、現代の日本人である我々には理解しがたいシーンや場面展開についての解説、フォローは白眉。
観劇の機会ははなかなかないので、映画化されているものを観ることで、よりシェイクスピアの作品を楽しみたい。 -
このシリーズは相変わらず読み易くてよい。誘われる。
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芝居の筋書きもまとまって読みやすかったが、それ以上に周辺解説が面白かった。フォールスタッフを気に入ったエリザベス女王から、その恋物語を作るよう依頼されたり、トルストイがシェイクスピアを真っ向から否定する大論文を書いていたりなどなど。イギリス史も含めていろいろ勉強になる。紹介されてる中ではウィンザーの陽気な女房たちが好き。まんまとフォールスタッフのキャラにハマったわけだ。
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おさらいになります。
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シェークスピアの本編は読むのはたるいし、あらすじ集も読むのも飽きると思った自分に、作品概要と小話を混ぜて随筆しているこの本は向いていた。読みやすく、文体も心地よく最後まで楽しく読むことができた。
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シェイクスピアの代表作の粗筋くらい知っておかないといけないと漠然を思っていたら、たまたま古本屋で見つけ手に取る。
シェイクスピアを作品として腑に落とす為にはすらすらと原文で理解できる程の英語の読解力が必要だろうけれども、まず無理なので、それぞれの作品の概略を掴むには丁度良い。
あたかもシェイクスピアを読んだが如く、マクベスがどうの、リア王がどうのと日頃の薄っぺらい話題の端に添えることが出来るかもしれません。 -
かなりの早足で進みシェイクスピアの良さというものがあまり理解出来なかった。というのもシェイクスピアの時代で、かつ演劇のものであるから小説のように読んではいけないのだとか。阿刀田高の入門書シリーズでは面白くない部類に間違いなく入るだろう。