流転の王妃の昭和史 (新潮文庫 あ 32-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101263113

感想・レビュー・書評

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  • 前に、常盤貴子さん主演のドラマを見て興味を持った。

    表向きは政略結婚だったが、愛情のある結婚生活だったことがうかがわれた。また、戦後日本と朝鮮の二つの立場をもつ著者が大変な目に遭いながら逃避行する様子は心の痛むものだった。このような特殊な経験を文章で残して頂いたことが大変ありがたく感じられた。

  • 日本や中国で起こっていたこと、特に、日本がこれまでにやってきたことについて深く考えさせられました。

  • 宣統帝溥儀の弟である溥傑の妻が書いた自伝。日本と中国文化の違いや宮中の人の考え方、生活の様子がわかる。日中友好を望む心情もつづられている。

  • 借り物。
    嫌いかも。
    読みやすいし言葉もきれい。

  • おもしろい。冒頭部だけ目を通してしばらく放置してたんだけど、今日(5/5)、一気に半分ほど読んじゃった。実話なだけに、読み応えがある。
    映画「ラストエンペラー」が見たくなったよ。
    5/6、一気に読み終えた。久々に本読んで感動したわ。
    どこまで真実なのかはわからないけど、大きな嘘はないんじゃないかなって思う。
    少なくとも悪意あるものはないんじゃないかしらん。
    しかし、浩さんが戦後は日吉に住んでたなんて、なんか身近に感じちゃうねぇ。

  • 私にとっては お名前くらいしか聞いたことがなかった
    王家へ嫁いだ日本の女性の しかも実在のかたのお話だったので
    とても興味深く読みました。
    上の娘さんの なくなりかたが とってもかわいそぅで
    今でも謎が残る所が お母さんの立場からしたら すごく
    せつないです。
    うーん イイお家柄のおウチに生まれるのも なかなか大変
    だなぁって思いました。

  • ラストエンペラーの弟に嫁いだ華族出身の日本人女性の実話。
    政略結婚とは思えない二人のお互いを思いやる気持ちに胸を打たれた。

  • 貴族出身、宮中に嫁いだ人の文章はさぞ読みにくいものかと思っていたし、元々中国に関する本は苦手なので(人物名が頭に入らない)迷ったが読んでみて正解だった。
    数年前に常盤貴子さん主演でドラマを見たので内容はある程度知っていたけれど、ドラマには描かれなかった細部まで読み取ることができた。
    昔から戦争モノ、歴史モノは好きだけどなによりも実話であることによって心に深く入って来やすい感じがする。
    女性著者ならではの文章や、途中途中で改めて出てくる人物の説明がされている(義理の兄=満州国皇帝=溥儀といったような)ので中国人名であっても比較的読みやすかった。
    夫の収容所生活が終わり、長女の遺骨を持って無事再会した時の描写は実際にそのシーンがあったと実感し思わず涙を誘われる。

  • 図書館にて
    8/3読了

  • 大学の授業の課題で読んだ本。愛新覚羅浩の気品が字面に表われています。壮絶な人生の中で夫婦が安否を案じ合う姿、まさしく愛ですね。歴史の勉強にもなります。

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