- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101264325
感想・レビュー・書評
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自転車をぐいぐい漕いで行くところの描写が秀逸。瑞々しい感性ってこういうのをいうのか
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久しぶりの再読。
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大学生の時、深草の下宿先のお風呂で読んだような。
なつかし。 -
青臭く、透明感のある短編集です。
なつかしい、気分にさせられます。 -
どこまでも続く飛行機雲だっていつかは千切れてしまうんだ。人生も同じ。だけど、それはそれで面白いんだよ。きっと。
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エッセイを読んで再読。
ツオちゃんとサワがやっぱり好き。 -
『野間文芸新人賞』第23回(2001年)候補
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短編集。
新幹線で隣に座った女の会話を盗み聞くサラリーマン、
ビールバーでの恋、小学生の視点での自転車旅行、
恋人が突然芸術家を目指したり、
自分の部屋への想いが強すぎる男だったり、
祖母との夏の思い出を描いてみたり。
でも、その中でもこの人の本を読まなくなったキッカケの、
サワとツオちゃんが出てきたのにはびっくりした。
関西弁のサワとパッとしないイツオ。
イツオをツオちゃんと呼ぶサワの不自然だけど、
心地よく間延びした会話。
短編だとどんな感じでも受け止めやすくなるから、おすすめ。
しかも全体的にこの人らしい男の子のにおいのさせ方で、
結構すんなりと読まされしまって面白かった。
読みやすいけど薄っぺらくない。
明るい色の物語が水しぶきみたいに飛び散ってる。
爽やかな1冊でした。 -
文庫化してたので購入 八月のつぼみ がなんとなく一番好き
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5つぐらいの短編集。
“自分の部屋”に憧れて働き始めて一人暮らしをしてようやく持てた自分の部屋。でもその部屋が好きすぎて外に出なくなってしまった話と自転車で遠出(?)をする少年の話が印象深い。
特別何かが起こるわけでもなく平坦な日常のワンシーンだけど、意外と飽きる事無く、読みやすかった。