乙女の密告 (新潮文庫 あ 75-1)

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  • 新潮社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101273518

感想・レビュー・書評

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  • 事前に読んでいた評通りで、やたらに「乙女」と出てきた。

    近年の芥川賞の受賞者の作品は面白いものが多いなあと個人的に感じていたのだけれど、赤染さんは普通ぐらいか。「アンネの日記」はやはりいつか読みたいと改めて思った。

    最後の盛り上がり方がよかった。やや長めだけれど、何かのオムニバス中の一編として編まれると光る作品のような気がする、という感想を持った。

  • 読了日20130503

  • 2013/4/3購入
    2020/5/28読了

  • 文体がリズミカルで
    登場人物も面白いので
    さくさく読めてしまったが…

    ラストに近づくにつれ
    ?????

    読み返したけど、
    ???

    だけど
    疑問とは違う何かが残る。

    乙女たちの習性がやっぱり嫌になる。
    乙女をやめて良かったと思う。

  • 思ってたよりあっさり終わってしまった。
    もっと引き込まれたかったけれど叶わず…
    アンネの日記を読むことにしよう。

  • 自己、他者、密告者、言葉、記憶、乙女、噂。。。。。
    観念の風が、断続的に折り重なって吹いてくる。

    そんな印象と、アンネフランクの生きた情景が
    オーバーラップして、重ね書きされていく。

    関西弁がいい、オアシスのようになっていて、
    独特の感じを醸し出していて。

    良い出来なんじゃないかと思いました。
    面白い作品です。

  • 芥川賞受賞当時も気になっていたけれどなんだかずるずるとここへきて、たまたま文庫として発売されていたので読んでみました。本が薄いです。力を入れて書いているのは伝わってきたのと、畳み掛けがすごいです。気持ちによってはすごく嵌りそうな作品でした。

  •  無駄のない構成で、完成された方程式のような作品。淡々とした文章は乙女が集う大学という閉鎖的な空間をうまく表現するのに適しているように思える。
     後で、書くお

  • 純文学に近い感じがしますが、読みやすかったですね。けれど世界観が独特過ぎで、あまり理解できませんでした。私の想像力がないからですが。

  • 130113

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著者プロフィール

1974年京都府生まれ。京都外国語大学卒業後、北海道大学大学院博士課程中退。2004年「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞。2010年、外国語大学を舞台に「アンネの日記」を題材にしたスピーチコンテストをめぐる「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。著書に『うつつ うつら』『乙女の密告』『WANTED!! かい人 21 面相』がある。2017 年急性肺炎により永眠。エッセイの名手としても知られ、本書が初のエッセイ集となる。

「2022年 『じゃむパンの日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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