- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101274713
感想・レビュー・書評
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面白いけど写真が欲しい。
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本の整理に燃えていたのは、ほんの一時…少しずつ増えていく後からきた本たちは棚に乱雑に置かれていくのを横目で見ながら、いや見ないようにして過ごしている私に「私の本棚」とは、なんと魅力的!と思い手にした一冊。
まー十人十色、人それぞれの本棚があり、本への思いがあり、本との闘いがあり…
こんなシンプルなタイトルで、こんなにひろがるものなんだ!と感動。
中でも面白かったのは、鹿島茂さん。本棚というよりも、もはや自宅や仕事場の確保というある意味すさまじい蔵書遍歴が披露され、挙句「愛人に少し稼いでもらう」という想定外の終着点にいたるくだりは秀逸!
そして期待を裏切らないのが磯田道史さん。そのあふれんばかりの知識といいキャラクターといい大好きなのですが、これまた予想外の展開。気づけばフフフ‥と笑ってしまい家族に怪しまれるパターンでした。
本棚に対して一家言ある人たちの作品をまとめたこの本の「解説」を書かれた新井素子さんの本棚への思いが、これまた共感できて、最後まで目一杯堪能しました。
埃まみれになっている我が家の本棚。時は11月も半ばに差し掛かったところで、大掃除を兼ねて久しぶりに蔵書に向き合ってみよう。 -
みんな本棚には結局苦労し、ゴールなどないのだなぁ
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『私の本棚』
タイトルに惹かれ、即購入。
本棚に纏わるエッセイ集。
本棚に対する色んな考え方、感じ方。
本の重みで床が抜けてしまったり、本の為に家を建てたり…
思わず笑ってしまったのは、地震の最中でも本に想いを馳せる方。
皆さんの本への愛を感じました。
様々な苦悩も書かれていましたが、
でもやっぱり私も書庫が欲しい。 -
面白かった。自分も本を読むようになって十数年、なかなか捨てたり売ったりできない性分で本棚問題は悩みの種になっている。文庫や新書を入れるのに靴の箱がちょうどいいサイズと知ってからはある程度たまったら物置的スペースに移動している。そしてブクログ。いつどこで買ったのか、いつ読んだか、タグもなるべく付けるようにしている。
本当は本書に出て来る人達みたいに大きい本棚にずらっと並べてみたいし、今後家を建てたりするときには書庫とか書斎を検討してみたいものだと思ったりもする。
あるあると思って、笑った箇所多数。やっぱり本が好きで本をためるとこうなるのねという話が沢山。最近いろんな場所でちょっとずつ本が積まれてきていたけど、本書の作家さんたちにの話に比べればかわいいものかと思えた。床の上に山脈ができないようにはしたいと思う。 -
ちょっと前に図書館で借りたこの本を読んでいたのだけど、あるあるが多すぎて…。
いえ、流石に作家先生の本棚ほど酷くはないですけど(失礼。
でも壁一面の本棚は憧れますねぇ。
文庫より大きい本とお気に入りの文庫だけ一応本棚を導入してはいるのだけど、一度全部見渡せるような置き方してみたいものですよ。
ケース収納は埃をかぶらないけれど、出し入れが重労働なんですもの!
自分で持つなら小野不由美さんや新井素子さんタイプの本棚が好み。
祖父江さんの本棚は贅沢ー!でも気持ちは分かります。
私の文庫用本棚はほぼ1作家さんの文庫がメインですし、置き場所が在ればハードカバー版も残しておきたかった~。 -
作家・編集者などの本と関わる人の本棚にまつわる話。
相変わらず椎名誠の話は面白い。さくがに買ってすぐに本が届くシステムはないが、電子書籍とか、ネットの中に本棚はある。他にも最近ではオーディオブックとか本の世界・形が広がっている。
この本に載っている本棚の写真のどれもが素敵。
整然と並べられているものから、雑然としているもの。
その人の頭を表しているようでもあり、見ていて面白い。 -
これは面白かったな。本好きな方々のいろんな思いを知ることができた。
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23人の本棚に関するエッセイ。それぞれに、温度差があり、楽しめる。作家の多くは本専用の部屋を持っているのだなぁ。と感じた。うらやましぃ。
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うちには無印良品の大きな本棚と、クローゼットの中にぴったりはまった本棚代わりの食器棚があるのですが、食器棚の方は奥行きが深く文庫が二段、後ろにノベルスと、三段構え、下の方のハードカバーは二段構え、となっていて、ハードカバーの方は書店のカバーをかけっぱなしなのでどこに何があるのかわからない状態になってます。そんで読み終わった本が寝室の方にかなりうずたかく積まれていて、無印の本棚をもう一つ買い足す計画なのだけれども、多分すぐに埋まってしまうんだろうなあ…。そうすると、寝室に積まれまくっている*ケタの積ん読たちは、読み終わった後どこへ行くのだろう…。
と、自分の本棚事情が語りたくなる本でした。正直知ってる人がほとんどいないので興味のない話も多少はあったのですが、逆にそれぞれの筆者の趣向が様々で本棚に対するスタンスもかなり違い、読み応えのある本でした。
それぞれのエッセイの中にある本棚の写真を見ているだけでニヤニヤできるなあ。ネットで画像で見るのもそうだけど、人の本棚を見るのって、やっぱり楽しい。