- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101274713
感想・レビュー・書評
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本好きならきっと理解できる。
自分の好きな本だけに囲まれて暮らせたら。
本棚に一列だけ、背表紙がちゃんと見える形で並べられたら。
それを眺めて暮らしたい。
いつかそれが出来たらいいなぁ。
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人の数だけ本棚がある。とても楽しい本。
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本を愛する人たちの、いろんな本棚がここにはある。
自分の読書生活の参考になるかどうかは別にして、とにかく人の本棚を見るは楽しい。
本好きな方にはオススメです。 -
面白い.本棚には,入れる本と収納という2つの要素に関する哲学が反映される.23名の方々の哲学を堪能できる.
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作家さんや大学教授やアーティストの方などの本棚についての思いや、写真がつづられている一冊。
私は本が好きでいつか書斎を持ちたいと思っており、
他の人の本棚がどんなものか興味があり読んでみました。
床に山積みにしたり、床がぬけたり、本専用のお部屋があったりと色々ありましたが、作家さんならではというか、仕事場に本棚を設置し、資料として収納しているという方が多かった。
私は昨年本棚を自作し、どんどん買うのであふれてしまう。だけど、今自分がおさめられる範囲で、本をチョイスしていくのもまた乙だなと思っている。
いつか稼げるようになったら、自分専用の書斎がほしい。 -
本をめぐる、そして本棚をめぐる本好きの人たちのエッセイ集。
本棚に入りきらず、床に本の山を築く人、本のために本専用の部屋を借りてしまう人、みんなそれぞれ本を愛する人たち。同好の士として、わかるわかると楽しく読んだ。
なんてったって、本棚を眺めているだけで、至福のひと時を味わえる。図書館派には、およそわからない思い。
やっぱり、作家の人たちのために、本を、しかも新本を買おう。何故なら、作家たちはその印税で生活しているのだから! -
2016年、私の中で「クウネル」と「暮しの手帖」は、死んだ!
「クウネル」に関して言えば、晩年の青山ベルコモンズを
彷彿させる迷走っぷり。
「暮しの手帖」は編集長が触れたくないくらい嫌な人にかわり
(前の編集長が好きだとは素直に言えない私だけれど)
「暮しの手帖」と言えば花森安治さん、
そしてもう一人の立役者、大橋鎭子さんが
次かなにかのNHKの朝ドラでとりあげられる
このタイミングでこの人事、と言うのが
なんだか大人の事情を感じさせて不快になるけれど
(勘違い&深読みしすぎかもしれないけれど)
ま、良いのですよ。
こうあって欲しいと言うのは身勝手なエゴ、なのですから。
平常心でスルーで、良いのですから。
この本も、新潮社のyomyomと言う雑誌が
ある号から突然に超絶面白くない雑誌に変化を遂げる前
連載したものをまとめたものじゃないかな?(多分)
(今は買ってないからyomyom自体あるかないかも知らない)
大体の人が「家に本がありすぎて散らかって困ってます」
と言うんだけど、全然困っておらずむしろ自慢な感じが
鼻につくのと、
ただただ「これが好き」と言うのを聞かされるのは
面白いものじゃないと言うのがわかった。
(やっぱり、どこが、を教えて欲しいの!)
全体の感想としては、
あ~あ、児玉清さんがこの地球にいなくなってしまって、
私はやっぱり、寂しい! -
井上ひさし、椎名誠、赤川次郎、児玉清、南伸坊、内田樹、小泉武夫、池上彰、田部井淳子、鹿島茂、磯田道史、福岡伸一ら、愛書家23人の“自分の本棚”に関わるエッセイ集。2013年出版、2016年文庫化。
本好きというのは不思議なもので、自分の関心のある分野の本をたくさん読みたいのは当然ながら、読書論や読書案内どころか、何の役にも立ちそうもない、本屋や他人の書斎・本棚について書かれた本にまで興味は広がっていくのである。。。
本書も、23人のプロの愛書家が、増え続ける本と如何にして闘い、折り合いをつけ、付き合っているのかを、とりとめもなく(著者の皆様、失礼!)綴っているだけで、なんらかのハウツーを教えてくれるわけでもないのだが(笑)、そのエピソードはなんとも愉快である。
イラストレーター・南伸坊の、本棚を見ていると自分の頭を整理するために四六時中本の並べ替えをしているので、それを止めるために作った“フタのついた本棚”。エッセイスト・中野翠の、「私はこれらの本をたいせつに思っているんだ、私の心のまんなかあたりはこういう本で成り立っているんだ―ということを目に見えるようにハッキリさせておきた」いという“祭壇のような本棚”。。。等々
僅か一畳分のスライド本棚1架で遣り繰りをする身には、なんとも羨ましくも楽しい作品集。
(23人の愛書家の本棚にどんな本が並んでいるか(=お奨め本)が書かれているわけではありません。念のため)
(2016年2月了) -
本好きによる本好きのための本である。
私は現在やむなく彼氏さんのうちに仮住まい中で、自分の満パン本棚までは徒歩15分の距離がある。そろそろ入らなくなってきた彼氏さんの本棚が、私にもう本を買うなと無言の圧力をかけてきているが、この本はどうしても手に入れたかった。ここまで共感を持って読めた本が今まであっただろうか。そして、私はまだ大丈夫だという根拠のない安心を与えてくれる、危険な本でもある。 -
久しぶりに本を読んだー。
他人の本棚ってものすごく気になる。
本棚が写真に写り込んでいたりすると、ぜったい並んでいる背表紙を読む。
本の雑誌の、本棚特集も大好き。
よく知っている好きな方の本棚エッセイはもちろん、あまり知らない著名人(日本語変、)の本棚エッセイも楽しく読んだ。
自分の本棚エッセイを書くとしたら、、、
どんな書き出しにしよう。