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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101281315
感想・レビュー・書評
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まず惹かれたのが、赤ん坊とひきこもりというミスマッチ。
感想から言うと。
面白かったです。
で、ちょっともらい泣き。
でも内容紹介にあるような「痛快青春ミステリー」ではない様な。
少なくとも私のイメージとは違いました。
「赤ん坊タカヤの母親はどうした?」という謎(?)はありますが、
どちらかというと、雅祥の成長物語。
まぁ、作者の思惑にまんまと引っ掛かりましたけど。
(これ以上はネタバレになるので言えません。くっ、くるしい・・・。)
冒頭で母親が病死した後、高校も中退して引きこもりに突入。
裕福で理解のある父親の庇護の元、
ぬるま湯の中で過ごした時間のツケを払わされるかのように、
雅祥につぎつぎと難問が降りかかる訳です。
赤ん坊は雅祥の都合なんか考慮してくれません。
おちおち引きこもりもしていられなくなり・・・、という話。
「いろいろ極端なんじゃないの、雅祥くん。」とか、
「そんなにうまいことひきこもりってなんとかなるものなの?」とか。
ツッコミどころが無きにしも非ずですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示