一勝九敗 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.67
  • (153)
  • (379)
  • (360)
  • (43)
  • (7)
本棚登録 : 3109
感想 : 339
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101284514

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すごかった!
    やはり偉大な企業の創業者はすごい。

    ユニクロの成功の影にはたくさんの失敗があった。
    僕も今のところたくさん失敗しているので順調だ!

    将来の成功の種としてしっかり育んで行きたいと思った。

  • ユニクロの創設者の本。

    さすがたたき上げの社長だけあって、現場特有の徹底した根性論を語っている。

    一つの成功のために九の失敗をしろとはまさに経験者だからこそ言える台詞だろう。
    世に言う成功者は皆、行動力がハンパない。
    特に新しいこと、まだ未経験のことに対する恐怖心よりも好奇心が強いからだろう。

    それに加えて決断力。リスクを踏まえてのチャンスであるから、ここでも恐怖心への克服が求められる。

    柳井さんは若いころから経営に携わっていたから経営者としての才に優れているのだと思う。
    その人の経験談を聞ける本書は貴重だ。

  • 出張のお供にジャケ買い。


    小売は店長が一番大事。
    店舗が自律的に能動的にアクションを起こすことが小売では最重要で、そのための店長に対するインセンティブとか本部のあり方とかはなるほどがいっぱい。

  •  人は安定を求めるようになると、そこで成長が止まってしまう。
     高い目標を掲げて、それに向かって実行努力することこそ重要。
     到底無理だと思われる目標でも、綿密に計画を立て、それを紙に書き、
    実行の足跡を常に比較し、修正していく。そうすれば、大概のことは、
    うまくいく。大事なのは諦めないことだ。

     いつも未来を見ている人、いつも昔を振り返っているいる人、
    人間には二通りの人がいると思うが、過去を振り返るよりも将来に
    向かって努力することの方が大事なのだ。未来は良くなると
    思わなければ誰も行動しない。最終的にどういったことをするのか、
    明確な目標、目的、コンセプトを持っているか持っていないかで、
    「十年たったら百倍」の違いが出る。

  • 小売業の真髄が書かれた本。特に『経営理念』には影響を受けました。常に鞄の中に入れ持ち歩いており、定期的に読み返したい一冊です。

  • 自分自身が置かれている境遇と比較しながら読んだ。
    まさにVision&Hardwork。問題を分析し,その解決に全力を尽くす。組織としてこれが実行できるようにする。自分の状況にどのように転移させて考えるかが重要だな。

    仕事が多い,きつい→もういい,勝手にしろ。では良い結果にはならない。

    冷静な分析に基づいてHardWorkが可能になるようなポジティブな考え方で周りを勇気づけ元気づけることは有効な方法であろう。

  • ファーストリテイリングが、なぜここまで急成長できたのか、そして、なぜ、世界市場で戦えることができているのか。
    その答えが書かれている。
    参入障壁の低い服飾業界において、世界展開を見据え、グローバル経営の何たるかを研究し、戦略的に経営のかじ取りを行ってきた様子が垣間見える。

    フリースやヒートテックなど、質の良い商品を開発できたことも一つの要因だろうけれども、大きな主因は、徹底したマネジメントとグローバル経営であり、ヒット商品が開発できたこと、企業として急成長できたことが偶然ではなく、必然であることがわかる。

    外資系企業に勤務し、グローバル経営の真っただ中に身を置く自分としては、
    国産企業であるファーストリテイリングが、ここまでグローバル経営を実践できていることに驚いた。

    一方で、外資系企業に欠如しがちな、『人を育てる』という意識の高さと取り組みについては、
    成果主義、実力主義だけではない、国産企業の良さも失わずに持っている様子。

    厳しい経営環境の中で、常に目標高く、自らに厳しくチャレンジする姿勢。
    倒れ行く日本企業が見習うべきところは多いはず。
    そして、外資系の企業としても、グローバル経営と日本型経営を融合した例として、
    見るべきところは多いのではないかしら。

    仮に、実際のところが、本書に書かれていることから3,4割差し引かれていたとしても、
    参考にする価値はあるのではないだろうか。

  • 即断、即決、即実行の企業の現場の本だ。僕が今まで読んでこなかった、リアルさが小説や普通のエッセイと大きく違い、迫るものがある。こんなに忙しい会社では身が持たない気がする。しかし、それをやり抜く意志の強さを感じる。

  • ■ユニクロの従業員向けの本だと感じた。会社の歴史と柳井さんの考えが存分に掲載されている。
    ■後ろの年表が2003年6月で終わっているので、9年以上前に初版が出版されたことになる。
    ■書いてあることは至極もっともなことばかり。
    ■ユニクロがフリースの成功で急成長している頃に書かれているので、大企業病に陥らないかと常に心配している。危機感を常に持っているのが印象的。
    ■当たり前のことがなかなかできないもどかしさ、難しさ、苦渋が文面から感じる。全ての企業に当てはまることだと思った。
    ■企業家十戒、経営者十戒、経営理念23か条は誰にでもあてはまる内容で役に立つと思う。

  • 本書の最後の方に掲載の起業家十戒。これは起業家だけでなく後継者にもあてはまる心得。10個のうち一つも出来ていなかった。一つ一つ心にしみました。それにしてもユニクロの経営理念の数の多さには驚き!!経営に対する貪欲さが今のユニクロを築き上げた!

全339件中 131 - 140件を表示

柳井正の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デールカーネギ...
松下 幸之助
ジェリー・ポラス
三木谷 浩史
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×