- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101292403
感想・レビュー・書評
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いろいろ目線。思い当たる時間を過ごしてきたし、こんな時間を過ごすのだろうかとぼんやり思った。 春の色のオレ目線が新鮮で良かった。
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恋愛ものの短編ということで避けていたわけだけど、読んでみると、味わい深くて、寝る前に1つか2つずつ、ゆっくり読んだ。
文庫でほんの5,6ページの長さなのに、きれいにまとまっていて、うまい。
他の短編集も要チェックだな。 -
なんか色っぽいよね(笑)文章が。
自然体で、さらっと読んで、あとからじわっとしみてくるような。 -
なんとういうか、「透明なボウルにお水を張って、プラスティックの宝石をカラカラと沈めました」というような短編集。
大きな口ではきはきと喋る女の子たちだな、と思いながら、きらきらするプラスティックを足場に跳ねていると、だんだんぷくぷくと水の中に沈んでいって、しっとりしたり歪んだりする。そんな感じ。
そういうのが解説で吉本さんが触れていた「うれい」なのかもしれない。
感覚的なレビューを書きたくなる、繊細で多分に感覚的なお話群。
そうだった。足りないのは男の子ではなくて女の子だったのだ。
そう気づけて、すっとした。間違わない。 -
川上さんの世界。終わりごろにあった『月火水木金土日』『草色の便箋、草色の封筒』が好き。
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短編集。さらさらと読める。表紙も好き。
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短いから短編集なんだろうけど、それにしてもすっごく短い話ですね。
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題名のとおり、心がいろいろな方向にざらざらするなぁ。
吉本由美さんの解説が言い得て妙。 -
川上弘美がすきです。
さりげない一瞬をきりとって、たゆたっていく物語たち。
なんでもない場面なのに、涙がにじみました。
今回珍しく、短編のなかに続編がありました。 -
「淋しいな」は共感できて好きだ。そろそろ恋したいな。