- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101293080
感想・レビュー・書評
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本当に哀しいお話、解決策もないまま結末へ。
実際、こういう事例は枚挙にいとまがないんだろうなと、近代日本が成り立つなかで埋もれていったひとの哀歌、胸を打つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
太宰治賞、解説:加賀乙彦
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境遇の酷さが読んでて結構辛い
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高知の風物の細かい描写がとっても素敵。女性の生き方としては「今どき、こういうのどうよ?」って思うけど、主人公の揺れる気持ちには、微妙に共感する。
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長文をうまく扱い大傑作に!
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喜和にいらいらしっぱなしで、読み切る数百ページ。
文章から見える日本の景色の美しさには、最初の見開きから夢中。 -
2000.01.01
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血のつながりとは、親子のつながりとは考えさせられた。大正から昭和初期の高知のあわただしさがよくわかる。ただ結末の原因となった離婚のきっかけが腑に落ちなかった。また辞書にない言葉が多数あり、読むのに苦労した。
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主人公喜和の生活が細々と描かれており、途中で読み疲れてしまった。
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「櫂」は宮尾登美子を読む入り口としての作品だそうです
土佐の女性の強さを描かれておもしろかった