出署せず (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101301532

感想・レビュー・書評

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  • 警察署の人間関係を描きながら振り回される事件と新署長の話しを描いている。
    細かな積み重ねを作品ごとにしてラストの長い中編でその吹き出したものを描きながら事件を表す。
    なかなか面白かったし、柴崎の管理職としての悲哀などいいシリーズですね。

  • 柴崎令司シリーズ第2巻。
    キャリアの女性官僚が綾瀬署に着任。
    刑事課と署長らの対立。中間管理職は本当に大変だ。

  • 一つ一つの事件の捜査や真相よりも、警察署の力関係というか篠崎という警部の板挟みの苦労がにじみ出ている。

  • 外部の事件と、警察内部の駆け引きや葛藤が交差する、とても丁寧で濃密な短編集。横山秀夫氏の「陰の季節」が好きな方には、是非!

  • 警視庁総務部企画課という花形部署から綾瀬署警務課課長代理に左遷された柴崎令司が主人公。管理系ポストの警察官視点のちょっと風変わりな警察小説。4つの短編と1つの中編という構成。題名にもなっている中編の「出署せず」が一番面白かった。他の短編は面白くないわけではないのだが、今一つ自分にははまらなかった。同じような設定の小説でも、今野敏や横山秀夫の小説のほうが好きかもしれない。

  • 前作のようなインパクトはないが、ほとんど牙を抜かれた主人公がそれはそれで面白い

    出てくるキャラが皆どこか人間くさく、生真面目な主人公が結果的にいいように使われ、断ればいいのにできないところや、現場が気になってしょうがなく、知らないところで事が進むと腹を立てたりと、どこか憎めない

    主人公が主体となって解き明かしていくスタイルではないが、ミステリー部分もうまくまとまっていると思う

  • 2016_01_20-0009

  • 後半は面白かった。

  • このまま本庁復帰できずに続編がでるのかな

  • (収録作品)折れた刃/逃亡者/息子殺し/夜の王/出署せず

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著者プロフィール

1956年、静岡県生まれ。明治大学卒。‘94年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞しデビュー。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞、’10年には「随監」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。緻密な取材が生む警察小説やサスペンス小説で多くのファンを魅了する。本書は朝鮮戦争で計画された原爆投下の機密作戦を巡る謀略を描く渾身の作。著書に『限界捜査』『ソウル行最終便』『彷徨捜査』『伏流捜査』(祥伝社文庫)『撃てない警官』『夜の署長』等。

「2023年 『ブラックバード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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