- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101301532
感想・レビュー・書評
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シリーズものだったのだな。
なんか、こう、スッキリしない。
もうちょっと、キャラクターを深く描き込んでほしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物のキャラ設定は、警察ものの典型かな。ストーリーは、いつもドンデンがあってと、、まあ、面白く読みました。続編は読まないかな。2014/8 読了。
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【114冊目】謎解きにひねりがあるわけでもなく、人間ドラマに味わいがあるわけでもなく、キャラクター造形が魅力的なわけでもない。なぜ話題になるのかよく分からない一冊。
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署長が男性から女性に変わってしまった・・・
今回は副署長である助川の役回りが目立つことなく、
どちらかというと、刑事課長の浅井がちょくちょく出る。 -
地味な警察小説と言うかサラリーマン小説か?笑
捜査の過程よりも人間模様が面白い。 -
この地味さが癖になる。
花形セクションからドロップアウトした柴崎と現場を知らない女性署長の、的外れな推理と野心に伴う思惑が事件を(結果的に)解決していく。派手なアクションも緻密な推理もここにはない、ないのに、なぜか次の事件を心待ちにしてしまう。
常習性のあるミステリ、とでもいおうか。
読み終わってしばらく経ってまた身体が柴崎を求めております。これは、柴崎依存症というやつでしょうかね。 -
『撃てない警官』続編。
綾瀬署での勤務にも慣れてきた柴崎はまたしても厄介事に巻き込まれる立場に。
異動により坂元真紀新署長が着任して二日後に本庁からの呼び出しを受け、調査に当たる事となる。
銃刀法違反からストーカー事件と取り上げられる内容は多岐に渡るが、坂元署長と現場、特に刑事課との軋轢は回を重ねる度に増していく。
二言目には「出世」だ、「本庁復帰」だとボヤいていた柴崎の意識変革とも言える台詞が飛び出してきたのには驚かされた。いつの間にか『個』より『和』を願うようになるなんて! どうした、キミらしくないぞ、柴崎!(笑)
事件解決の糸口を続けて見つけたことを皮肉られ、半ば厄介事引受役となりながらも「業務だから致し方なく」現場に赴くから生真面目である。そして前作よりその「嗅覚」は鋭くなっているようだ。そのうち刑事課に配属されたりしないだろうかと柴崎に取っては迷惑な展開を期待します。
次回作は是非長編でお願いしたいですね。 -
帯に書いてあるような『発売前から大反響!!』でもなかったし、『本年度ナンバー1の警察小説』ではなかった。『撃てない警官』に続き、またも裏切られた。『折れた刃』『逃亡者』『息子殺し』『夜の王』『出署せず』の中短編5編が収録された警察小説集であるが、『逃亡者』が面白かった程度。期待外れ。
安東能明の作品と最初に出会ったのは、ホラー小説の『鬼子母神』。以来、警察小説を何冊か読んだが、『鬼子母神』を超える作品は無いようだ。