- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101306216
感想・レビュー・書評
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業界は違えども働き方のスタンス、どういう意気込みで働くか、周りとの関わり方は共通
時間をあけてドックイヤーを再読したい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大阪はスタンダードブックストア心斎橋のイベントで出会いましたデザイナーでナガオカケンメイ様。デザインとリサイクルを融合した「D&DEPARTMENT PROJECT」で有名でございます。「つくらないデザイン」というものづくりと真っ向から矛盾するテーマを掲げております。
正確に説明することは難しいのでございますが、短く書かせて頂きますと「今まで作られてきたモノの中で素晴らしいと思うものをお客さんに届けるための状況をデザインする活動」でございます。そのために志を同じくする仲間を見つけ全国各地に「D&DEPARTMENT 地域名」という名でカフェと店舗を併設した拠点を作られたり、日本全国のデザイン的に素晴らしい場所を発信する「d design travel」という雑誌を発行されたり、その他にも本のものづくりの原点商品・企業だけが集まる場所として「60 VISION」を提唱し廃版商品を復刻されたり、有名どころですとカリモクの製品でございますね。ワタクシも財布に余裕がございましたらカリモクの椅子を是非とも購入しその上でふんぞり返りながらドヤ顔をしたいと夢見たものでございます。
ナガオカケンメイの考え
本書の内容につきましてはまさにタイトル通りでございます。ブログに書かれていた日記をそのまま書籍にしたものでございます。
著者様に好意を寄せられている方から致しましたらまさにご託宣のような仕事・生き方に関する意見も多様に散りばめられております。行っている活動にはワタクシも興味があるため購入させて頂いたのですが。真っ当なことも仰られている代わりに極論を述べている店も多々ありましてワタクシもしましたら、どちらかというと「仕事ができるウルサイオジサン」に近い印象を受けました。
いえ、決して嫌いなわけでもワタクシなぞが物申せるわけなどないのではございますが、こうなんと言いますかそれは違うんじゃないのかな―と思う点がチラホラございまして。いえいえワタクシなぞがry
とはいえ拝読しましたのは実はもう半年以上前でございまして完全に印象論でございます。つきましては本書を読んだり本ブログを読むだけで判断されずに一度D&DEPARTMENT TOKYOに(もしくはお近くの店舗に)行って見られることを推奨いたします。百聞は一見に如かずなのですから。 -
いい本です。とても。とても。とても。なかなかない、いい本です。本音で、綺麗事ではないものが、そこにはありました。(10/8/25)
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日記を文庫化したもの。
なだけに、内容にまとまりはない。
けど、社会人としてあるべき心構えなど共感できる内容も多い。 -
頼まれなくても作り始めるのがクリエイター
名刺なんてたかが紙
仕事だけ人間
好きなデザイナーがいない、は不自然
きれいにするのに、壁を洗うか、塗り直すか
自分に広告コピーを一言でつけることができるか
社長がゴルフをしていても儲かるシステムづくり
頭角を現してくる人、コミュニケーションが上手
のびのびと仕事するため、着地点の確認を怠らない、連絡報告を怠らない
後継者がいないのは、日本がおかしいわけじゃなくて、そういう生態系
復刻、誰かのパワーを使わないと難しい、一度廃盤したんだから
自力で売れるようになるはずがない
人生とは、死に際に「無茶やった」と思うこと。たぶん3つくらい。
社員になると仕事しなくなる。外注先ならすぐに仕事なくなるのに。
田舎に来てもあるデザインが本当のデザイン -
共感できる部分もけっこうあった気がするが、なんだかあんまり後に残らない感じの本。
最初はなるほどそうそう共感できると思いながら読んでいたが、だんだんしつこくなってくる。 -
文教大学広告企画制作サークルの発行誌 『FOGPARTY』Vol.6 において、「本~めくり、ひろがる、せかい」の特集に応じ、学生の皆さんから選ばれ紙面にて取り上げられた図書です。
企画コーナー「FOGPARTY Vol.6 掲載図書」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2012/1/10-3/19まで】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1608829 -
2011年ブックオカのイベントでいただいたブックカバー。それは後藤宏さんが、この本用にデザインしたものだった。それでこの本を読んでみた。が、実はナガオカケンメイさんて誰だか知らなかった。読んでみて驚いたんだけど、60vision、d&departmentを作った方だった。日頃私が自宅でお世話になっているモノたち(カリモク等)をプロデュースした人だったのだ。それだけでも私としては感激だが、中身も自己啓発的な本で内容の濃いものだった。最初は偏屈なデザイナーの日記だ。あたりまえのことを文章にしただけだと感じていのだけれど、一歩引いて読んでみれば、意外と的を得たことを言っている。一貫性が感じられるし、腹に落ちる事も多く綴られていた。社会人1,2年生の頃に読んでいたら、もっと影響を受けたかもしれない。いい本だった。
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「もややーと考える」→「誰かに向けた感じで、文にまとめてみる」→「一言で言う」。
本から察せられる、この人の、この運び方的なところを、以後ガツガツまねしたいです。 -
デザイナーの日々の考え。思いつきや意識していることが単純な文章で書かれていて大変読みやすい。人生を全力で生きていこうとしている姿勢、デザイナーという職業に対する想い、とても刺激になりました。わたしも自分の職業に責任と誇りを持って働いていきたい。