- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101306520
感想・レビュー・書評
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2019/03/12読了
遺稿集とはいえ、しっかりまとまりそして読み応えのあるエッセイでした。
児玉清さんの本との人生観や思いが詰め込まれている。
なにより、面白い!と思わせる、本、物語の紹介の仕方はとても勉強になります。人に「面白そう!」と思われるような書評はそれ自体が面白いもので、なかなかかけるものではないし。
まさかの俳優人生、結婚、人生は不思議なめぐりあわせの連続であること。本好きな人から学ぶことは多いものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
書評のあたりが良く
最後のあたりは、タイトルだけで
あまり興味がわかないので
ひとまず読まずに一旦読了とした。
ディック・フランシスやディーヴァーの話題が出てきたあたりがピーク
今、児玉さんが生きていたらどんな
本を勧めたかたなど色々と考えてしまった。 -
児玉さん久しぶり~と声をかけながら手に取った。
児玉さんが読んできた中でインパクトのあった本について、一冊一冊章に分かれて書いてある。
読書記録でもつけていたのだろうか?と思ったが、私も読書を振り返るときその一冊を挙げることができた。ちょっとうれしかった。 -
児玉清の遺稿集。最後の文藝春秋掲載物は老人の繰り言で残念。前半の書評集は、ごびが「だぜ」になるなど、児玉清でなければ許されないギリギリのところまで行ってしまってるものの、良い。
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もっともっと本を読もう。そう思いました。
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恥ずかしながら児玉清さんというとアタック25の司会の人という認識くらいしか持っていなかった。
俳優というのはもちろん知っていたが特に演技に惚れたと思ったこともなかった。
なので読書家だということも知らなかった。
本書を読んで児玉さんの本好きは本物だったんだなあと感心するばかりだ。
海外物が特にお好きなようで翻訳本が出るまで待てず原書を読むまでになったとか。
個人的に海外物はミステリーくらいしか読んだことが無いのでそれらの批評はあまり興味は持てなかったけど、児玉さんが本好きになる過程と、影響を受けたが早行動に移すバイタリティに感心しきりだった。
4章の「日本、そして日本人へ」は現代の日本を憂えた児玉さんの遺言のようなもので日本人として生きるってどういうことだろうと考えさせられる。
児玉さんのお勧め本の何冊かを早速買って読んでみようと思う。
とりあえずもうツヴァイクのチェスの話は購入済み(笑)
読むのが楽しみである。