私たちが好きだったこと (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307121

感想・レビュー・書評

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  • 二年間ってところがいい

  • #bookoff

  • やっぱり宮本輝の小説すきだなー。

  • 結末には好き嫌い、賛否両論あると思いますが、私は好きな終わり方でした。それぞれの道を歩む。一人一人が、それぞれの人生の選択をする。心がすこし痛むけれど、さわやかで、若者らしい選択をしたな、という、気持ちの良い読後感でした。

  • これはいい

  • 登場する4人がそれぞれ個性的に描かれていて、本の世界に久し振りに引き込まれました。

  • アラサーの男女4人が一緒に暮らすことになる、という設定はアメドラみたいで面白かった。でも、全員がみんなお人好し過ぎなところが、やっぱり日本的。いや、日本人でもなかなかここまでお人好しではいられないと思う。夢を叶えること、仲間の将来、浮気、考えさせられることは色々。私には、主人公たちのような決断はとてもじゃないけどできないと思いました。

  • 「私たちって、
    人のために苦労するのが好きなのね」

    曜子の不倫相手のために、
    不良青年の更生のために、
    愛子の大学受験と学費のために、
    金を用立てる与志くん。

    だけど、愛子は、
    学費を払い続けられない
    与志くんのもとを去り、
    金持ちの医者と結婚する。

    何度読んでも、
    与志くんの人の良さと
    愛子の薄情さに腹が立つんだよね!

    私は、何の見返りもなく、
    他人にのために、ここまでできるかな?

  • バブル期のトレンディドラマをみてる感じ。
    初対面の二組の男女が同居なんて、若い新人作家が書くならまだしも、宮本輝が…というのが正直なところ。
    全体的に二人の女性のキャラクターが薄っぺらいなと思う。いかにも男が思うあるいは男が望む女で、それもまたあの宮本輝が…と思わせられた。

    実は今までに時期を開けて三回は読んでるこの作品。何回読んでもくだらないし良いところが一つも見つけられない作品なのだけど、こうして何度も読んでしまうのは、映画の夏川結衣が綺麗だったのに、近場のレンタルショップにDVDが置いてないから。

  • 何か、理不尽。「そういうことよ」って感じ。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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