- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101318202
感想・レビュー・書評
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一ヶ月くらい前に読んだものの登録忘れ。
ひとがおちいりやすいかたくなな世界を解き放つことをこの作家は考えているのだろうな、と考える。若い人たちよ、世界は広い、と。
ぼくはそれを行きたくても行けない、ただただエキゾチックな世界として受け止めて読んでいる。それでもいいでしょう?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10/10/11読了 短編集。どれも静かな感じで。「言葉にならないものが、それでも言葉で描かれているのだ。」その通りだと思った。
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短編小説。本屋で平積みにされていたため購入。実は母親も買っていたので2冊ある。個人的にはレギャンの花嫁が好き。まだ全部味わって読んでない。
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表題作が一番好きだったかな。レシタションも共感。
切なさ、一期一会へ感じる愛おしさ、平和への祈り・・短編それぞれで描かれる人間の思いに、心をえぐられるような感じがした。
たまーにこの説明なくても私わかるのにーと思ったところあり。 -
沖縄・バリ・ヘルシンキ・カナダ・メキシコなどで人々の人生の一瞬が垣間見れるとても美しい8つの短編集。
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世界のいくつかの場所にちなんだ短編集で、人とのちょっと不思議な印象に残る出会いがテーマ。淡々と静かな読中読後感。沖縄とカナダが面白かった。
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少しキザったらしい印象だが、さらさらと読める。文章が巧み、というか。
けれど、こういう巧みさは何も残してくれないことも分かる。あまりにさっぱりした素麺みたいなもので。
むしろ、飲み込むのに苦労した牛スジのほうが、あとあとになって心の深いところにどつしりとしたものを残してくれる。
つるつると喉を通ってしまう素麺は、その時の喉越しがよくても、それを食べたことさえきおくに残らない。もしくは、食べた、という記憶だけが残って、それがなんの栄養となったのかはわからない。
残念ながら、そういうタイプの小説だ。
だからつまらない、と言っているわけではない。素麺だってたまには必要なのだ。ただ、それが素麺であるということを言いたいだけだ。