- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101318912
感想・レビュー・書評
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つい先日のことです。私はイズミヤの八百屋さんで、白雪かぼちゃをみつけました。これ、おいしいんだよね~、と、らららんらんな気分で買い物カゴにその白雪かぼちゃをいれるやいなや!!強烈な体臭を放つショッキングピンクな生き物があらわれて、「ケッ、馬鹿が。こっちの中国産のにすりゃ、百円も安いのに」オーマイガッな存在感を私の耳元で炸裂させてソノ生き物はお尻を振り立てて、去ってゆきました。ああ、おばさん、食品売り場に来る前に、まずはお風呂に入ろうよ……と、私は彼女を見送ったわけです。私から見れば、彼女は、まさにヘンなおばさんそのものですが、彼女から見た私は、きっとゆるしがたいおばさんだったのでしょう。
同じホモサピエンス同士でだって、わかりあえないこの世の中、広い世界を見渡せば、ヘンな生き物ばかりです。この本には、こんなおばさんのことは残念ながら載っていませんが、無表情で無脊椎なチアリーダー、キンチャクガ二。世界のどん底で愛想を振りまくセンジュナマコ、裸でも象でもクラゲでもないハダカゾウクラゲ。エイリアンの干物ワラスボ。みなみのしまのあくまだよアイアイ、などなど、読んで楽しいへんないきものばかりがたっぷり載っています。
ヘンな人と出会ってしまった後の、気分直しにおすすめします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヨツコブツノゼミ、コモリガエルには度肝を抜かれた。
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へんないきもの展からの流れで借りてきました。文章はやっぱり面白いです。
ただ、1冊にまとめられてそれをまとめて読むのには向かない感じ。雑誌のコラムなんかでちびちび読むにはいいと思います。 -
突拍子もなく気持ちの悪いいきものがあまりいないのがこの本が売れた原因ですかね。
有名無名取りそろえてへんないきものがたくさんいて楽しく読めました。
できればいきものの説明だけにして、ちょっと気の利いた(と作者が思っている)文章はなくても良かったかな。(^^; -
気持ち悪いいきものにうんざりするころに、かわいい生き物などもはさみこんであるので飽きずに読めた。モノクロのイラストがちょうどいい。
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挿絵とウイットの聞いた説明で構成。写真が無いのは権利の問題か、写真だとリアルに気持ち悪いかのどちらかだろう。
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この本は前から興味があったんですが、文庫になったので買いました。
気軽に読めて良かったです。 -
初めて目にするものも、そうでないものも。
一つぐらいイタズラで嘘の生き物が混じっていても
気がつかないくらい、奇怪・奇妙な姿・生態を軽い口調で紹介。