疑心―隠蔽捜査3― (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101321578

感想・レビュー・書評

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  • いやー!竜崎が恋をするなんて嫌~~!!!

    美しい女性キャリアにすっかり心を奪われて仕事にまで支障をきたす始末!ありえんっ!!今までの唐変木の竜崎はどこへ行っちゃったの~~!!??とイライラ!

    はっ!・・・これは嫉妬?私は畠山に嫉妬してるのかしらん??うきゃー!どうでもいいから、変人竜崎~!カムバーック!!!と叫びだしそうだったわさ、マジで!!

    竜崎的には常軌を逸している。
    なーんせ伊丹に狂おしい恋心を打ち明けちゃったりするんだから・・・あーあ、やっぱり勉強ばっかしてたもんだから免疫なさすぎじゃん!ダメじゃん!竜崎!しっかりしてくれ~い頼むからっっ!!!・・・って感じ。

    さすが、よくわからん方法で危険を回避した竜崎だけど、なんでもお見通しの冴子に家から叩き出されないようによろしくですわよ、ホントにもうっっ!!

    事件より、よっぽどハラハラしたわのさ!

    ・・・畠山、このまま粒剤に再開することなく殉職しちゃわないかな~、なーんてよからぬ考えが頭をよぎる私なのでありました・・・w

  • 米大統領来日の際の方面警備本部長という重責を与えられた竜崎。担当区である羽田のテロや美貌の警察官畠山への恋心等々、読んでいて取り返しのつかない大失態をおかすのではないかとヒヤヒヤさせられた。戸高の活躍や伊丹の助言のお陰で事なきを得る。心臓に悪い巻だった(汗)

  • 空港封鎖はやり過ぎですよね。

  • 女性キャリアに恋をする、らしくない竜崎さん。
    恋に落ちていく竜崎の心の描写がとても興味深い。
    どの感情も人を好きになった時の感情なのに、理性で必死に打ち消そうとする。
    そして徐々に自分の感情を受け入れていく。
    伊丹に相談。
    最後には理性が勝った。
    事件も、恋心も解決した。

  • 面白かったです。

  • 相変わらず有能な竜崎署長。
    今回の任務はまさかの大統領警備。

    組織と組織の板挟み、さらにはかつて無い恋。なんというか、人間くささ全開である。

    話はサクサク進むし、まだまだ続きが読みたいと思える作品だ。

  • 元キャリア警察官僚の大森警察署長・竜崎伸也。
    アメリカ大統領訪日の警備の異例の第二方面警備本部長に任命される。
    竜崎の失脚を目論んでのことではないかと推測するが…

    そんな中、米シークレットサービスからテロの計画があると考えられるため、羽田空港を閉鎖しろとの要求が。

    警備本部に秘書官としてやってきた女性キャリア・畠山美奈子に対し、恋に落ちる竜崎。
    美奈子のことを考え、夜も眠れなくなる竜崎。

    原理原則主義・竜崎にもこんな人間的な部分があったのか…

    禅の「婆子焼庵」の説話から、美奈子とは仕事を通して密接な関係であるべきと、ふっきる。

    アメリカ大統領暗殺テロも、大森署刑事課・戸高の活躍もあり、未然に防ぐ。

    仕事に身の入らない竜崎を黙って見守り、すべてをお見通しだった妻・冴子。
    やはり冴子は素晴らしい。
    『エオリパク』

  • 竜崎のセリフ
    「この苦しみから逃れる方法などない。悩み、のたうち回っていればいい。そう覚悟を決めたんだ」
    この潔さが、心を健やかにさせますね。

  • 理性では抑えられないものとの闘い。
    40歳後半の中年男がまさかの“恋”?!
    アメリカ合衆国大統領来日という
    とんでもない局面に
    まったくもって個人的な事情との
    格差あり過ぎが、おもしろい!
    まさしく、唐変木の恋…。
    ますます主人公に肩入れしそう!

  • 竜崎の人間らしさが垣間見えて楽しかったです!

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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