- Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101331713
感想・レビュー・書評
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鈴木宗男と佐藤優は、ロシアを見ながら、日本の国益に忠義を尽くした人達だったと、初めて知った。ヤワな裁判懺悔録とは一線を画す佐藤優の獄中録。
拘置所での検察官との対話を通じて国策捜査を読者に教えてくれる。
自らの困難を客観的に著述できる著者の教養本は、今後も売れるはず。
佐藤優って、胡散臭い元外交官のオッさんでしょ?という人にはまず読んで欲しい作品である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゴーン逮捕 タイムリー
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日露外交の発展のため、命を賭して戦った佐藤氏と鈴木宗男氏のドキュメンタリーである。国策捜査によって理不尽な獄中生活を送った佐藤氏が、情報分析官として、検察や外務省との当時の記録が具体的に残されている。
自身の信念を曲げず、国家権力と戦う佐藤氏の姿勢に感銘を受けるとともに、ひたむきに努力を続け、必死に生きる人には、次に進むためのステップが用意されているように感じた。 -
頭の恐ろしく良い人だ。
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【要約】
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【ノート】
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読んでおいて損はない
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こんな文章を書く人だったのか。
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2018.2.8
国策捜査の対象が何故鈴木宗男になったのかという考察が大変面白い。大きなパラダイスシフトのシンボリックとして、運悪く選ばれてしまった。このパラダイスシフトは、今にも連なる流れだ。自由主義経済と、ナショナリズム。そして、個人と国家をそれぞれ志向する両者は、実はベクトルが違う。これ、まさに今にあてはまるのではないだろうか。
日露の北方領土問題は勉強になった。領土の帰属を解決するまで平和条約は締結しないと。国際ルールか。
北方領土にディーゼル発電機を供与することで、日本への依存を高めようとする戦略。ロシアとイスラエルの関係。