僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101335919

感想・レビュー・書評

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  • 佐渡氏自身の生い立ちからブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、 小澤征爾、レナード・バーンスタインとの出会いまでが描かれております。

  • ライフ・イズ・ビューティフルや!

    指揮者の描いた本は結構読んでることに気が付いた。
    クラシック自体は有名どころの一番いい部分しか
    知らなかったりするんだけど。

  • 佐渡の人間性にふれた

  • 指揮者・佐渡裕さんの自伝。
    指揮者になるまで、及びなってからの経験や感じたことが細かく書かれている。
    35歳の時に書かれた本だというだけあって、とにかく熱い。
    音楽や指揮に対する考え方や熱意がひしひしと伝わってくる一冊だった。

  • 2010年11月14日読み始め、読了。
    指揮者の本というと小澤征爾の「ボクの音楽武者修行」がほんとに素晴らしい本で、この本はそれに比べたら…なんて正直期待してなかったのだけど、佐渡裕のこの本も本当に素晴らしい。指揮者として、一人の人間として音楽が大好きだ!ということが情熱的に語られている。悲しい話ではないのに、涙が出てきました。関西人らしく、すべてにおいて明るく前向きなキャラクター、ご両親のエピソード、バーンスタインや小澤征爾との出会い…どれをとってもドラマチックかつ感動的。小澤征爾やバーンスタインまで関西弁でしゃべってるのがまたおかしい。
    小澤征爾の本が、秋の青空のようにかーんと突き抜けた爽やかさがあるとすれば、佐渡裕の本は夏の空の入道雲のように、暑く躍動的。どちらもすごく面白い。音楽の授業にこの2人の本を読ませた方が勉強になりそうです。これ1冊で「のだめカンタービレ」の5倍は感動できる!当社比。

  • 明るいユーモアのあるクリエイター。謙虚な芯がある佐渡さん、いいね!

  • 楽しく読めた1冊。
    佐渡さんのお人柄が文章ににじみ出ていて、読み終わった後はとても優しく前向きな気持になりました。
    バーンスタインも関西弁になってるところがステキ(笑)

  • 今をときめく佐渡裕が34歳のときに書いたエッセイ。当時の佐渡氏は若手のホープ的存在だった。若い時期のエッセイだけあって、本書の端々から、自信と気負いがないまぜになったよくわからないエネルギーが溢れている。
    ところで、古今東西の名指揮者と呼ばれる人を思い浮かべてみると、見事にまあ野心家ばかりである。音楽家ではあれど音感や耳の良さだけではなく、カリスマ性や演技力などパフォーマーとしての能力も重要となる職業だけに、実力者ほど”声”が大きくなるのは、当然かもしれない。本書の著者である佐渡氏も、その例に洩れず、文章の端々から野心やアクの強さが伝わってくる。しれっとブサンソンコンクール優勝のエピソードを語ったり、超大物指揮者バーンスタインとのやりとりを関西弁風の翻訳で披露して見せたり、この男、一見謙虚なふりをしているが、その実全然謙虚ではない。それでも嫌味に感じさせないあたりに、指揮者として成功しそうな懐の深さを感じました。そろそろ50歳になる佐渡氏の、今後の活躍が楽しみです。

  • 指揮者を目指す人やオーケストラ好きの人達のためだけの本では決してありません。読んでいてとても心温まりました。

  • 本の中の佐渡さんは明るくひょうきんな関西人とみた。なにより、その非凡な才能は型を重んじる?クラシックの世界にあって、もしかすると破天荒なのかもしれない。なにより、なんとしてもやってやるぞ、的な匂いがあちらこちらにあり、ちょっと暑苦しいくらい。生のクラッシック音楽を聴きに行きたいな。

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著者プロフィール

指揮者、トーンキュンストラー管弦楽団音楽監督

「2017年 『棒を振る人生 指揮者は時間を彫刻する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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