きみの友だち (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349220

感想・レビュー・書評

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  • 再読。また涙があふれてきた。特に「はないちもんめ」 本当の友だちって何なんだろうと考えさせられた。私の中で大切な本の一冊。

  • “友達とはなんなのだろう”ということを深く考えさせられる本でした。

    短編ごとに章の主人公がかわるのが新鮮で、どんなに周りから良く見えている人でも、実際はたくさんの葛藤があるんだなと感じました。

    様々な章の主人公たちが抱える悩みは、たしかに小学生、中学生の時に経験したであろう小さい、でも大きかった葛藤が言語化されていて、あの時感じたことがよみがえってくるようでした。

    友達と関わることというのはやはり自分の人生においていろんな意味でも大きな存在になるんだなと、この本を読んで友達の存在の大きさを実感しました。

  • どの子のお話も読んでいて
    とても懐かしくなります。

    あの頃を思い出して、心がザワザワ、ドキドキして。
    でもそんな思い出の1つ1つが楽しかったと思える今日です。

  • 読了してから11年近く、友達のお勧め本でした。心温まる、感動する、そして優しくなれる。電車の中では読めません…涙が溢れて止まらないので。

  • 恵美ちゃんと由香ちゃんを軸に物語は、右に左に揺れながら二人が出会ってからの5年間とほんの少し、を流れていく。

    中心となる女の子二人の設定が特殊なので、
    「こういう二人だからしょうがなかったんじゃない?」なんて思う人もいるかもしれない。

    けれど、物語全体を通して「友達とは何か」という、友達が欲しいと思っている人にとっての永遠のテーマが問いかけられている。

    良い本だった。
    悩む誰かの悩みを解決するヒントになるかもしれない。

  • 足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。「友だち」とは何かを考える連作長編。

    学校にいたいた!あの子も、この子も、その子も。私は、どの子だろう…

    「みんなぼっち」とはうまいなぁ。わかる、よくわかる。私も高校の時みんなぼっちだったから。小さかったけど女子の「戦争」もあった。
    あの頃この本を読んでいたらどうなっていたかなぁ。小さな囲みに憧れながら、やっぱり私はみんなぼっちのままだろうな。だけど、何か違った自分になれていたと思う。

    第1章はボロボロ泣いた。由香ちゃんが愛おしすぎて。ずっともこもこ雲を探すように友達も探していたんだろうなぁ。一生忘れない友だちを。

    • azu-azumyさん
      けいたんさん、こんばんは~♪

      私は重松清さんのこの本が大好きなんです!
      ほんと胸が詰まって、涙がボロボロ~
      あっ!
      今も思い出し...
      けいたんさん、こんばんは~♪

      私は重松清さんのこの本が大好きなんです!
      ほんと胸が詰まって、涙がボロボロ~
      あっ!
      今も思い出して涙が…
      2016/03/08
    • あいさん
      azu-azumyさん、こんばんは〜♡

      azu-azumyさんのおかげで素敵な重松清作品に出会う事が出来ました(^-^)/
      ありが...
      azu-azumyさん、こんばんは〜♡

      azu-azumyさんのおかげで素敵な重松清作品に出会う事が出来ました(^-^)/
      ありがとうございました♪
      私も涙ぼろぼろ出ましたよ。
      他の重松清作品も読みますね〜♪
      また泣かされてしまうのかな。ドキドキ…
      2016/03/10
  • 入退院を繰り返す昔から腎臓が弱い由香ちゃんと事故で足を悪くしてしまった恵美ちゃん
    そして、この二人を取り巻く同級生たちのお話。

    私もこんな心理状態になったなと共感する部分も多い。
    千羽鶴は気持ちがわかりすぎて泣けた。
    いじめの後遺症。
    誰かが後ろで笑っているだけで
    自分のことをあざ笑っているのかな?と思うこともあるし無理して笑顔つくったり人の顔色をうかがったり
    この子の気持ち痛いほどわかる

    ともだち
    毎日メールしたらともだち
    毎日電話したらともだち
    いつも一緒だからともだち
    ではないと思います。

    友情は尊いものだと思います。

    たとえ暫く連絡取らなくても
    たとえ相手に彼氏ができても
    たとえ相手が結婚しても
    こころでつながっているものです。

    心から笑いあえる友達
    私にもいます。
    最近会えてないけど本当に大切な存在

    これからも思い出沢山作ります。

  • 簡単でもあるし、難しいとも言えると思う。目に見えないものの力は大事なんだと気づかされた。
    友達の形は色々あると思う。でも、自分に嘘をついてはいけない。
    「みんなぼっち」という言葉は本当に心に響いた。最後は思わず涙ぐんでしまった。
    自分のペースで、ゆっくり、歩んでいこうと思えた。この本に出会えて幸せだ。

  • 凄く良かった。
    この作者の本を読むのは小学生の時に『小学五年生』を読んで以来だと思うが、また他の作品にも触れてみたいと思った。
    視点が変わる度にどんどん惹き込まれていった。
    人生に新たな視点を提供してくれた一冊です。

  • とっっっっても面白い
    感動した


    1学期に、国語の授業で、
    好きな作家さんの本の帯を作ることになり、
    私はこの本にしました。
    キャッチコピーには、
    「あなたは、大切な友達を失ったことはありますか?」
    と書いてみたら、先生にとても褒められた。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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