- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101355832
感想・レビュー・書評
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「イタコ千歳の事件帖」と銘打っているが、幸代の方が目立っていた。それと千歳がイタコという設定があまり活きてない気がする。起こる事件は陰鬱で凄惨なものばかりで、解決してもすっきり感が味わえなかった。
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面白かったですよ。ミステリーなんですけど、あんまり、謎ときに重きを置いている風には感じませんでした。イタコが主人公なんですが、ホラーでもなく、出てくる登場人物が面白いなあ、と思って読みました。謎そのものを楽しむより、登場人物の行動を楽しんだかなあ。
解説にもありましたが、あまりに、太宰。太宰過ぎて、どうかなあ、ちょっとそこの評価は迷うところです。
続編も読んでみよう、と思います。思ったということは面白かったんだなあ、と、冒頭の感想に戻ります。 -
千歳の津軽弁が弘前城近辺でもハイソな辺りの津軽弁と、青森市方面の津軽弁が混じった感があるが、あの独特な土地の雰囲気をよく醸し出している佳作。京極堂シリーズが好きで弘前に住んでいた事がある人には是非お勧め。
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思っていたよりは面白かった。
続きを借りてみよう。
二人で一人のような所がおもしろい。 -
(収録作品)魂来る/ウブメ/インソムニア/押し入れの中/紅蓮
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オカルティック・ミステリとなってますが
全然怖くないです。
イタコが被害者の霊を呼び出して犯人を当てるなんて
反則技も使ってないです。
盲目の巫女(イタコ)千歳が推理してるんだけど
謎解きはしない。逆に幸代が不思議な体験をするけど
それが事件を解決するわけでもない。
幸代目線で話が進み、幸代が見聞きすることで
周りの状況が見えて、事件が解決しているって感じで
殺人事件は起こるけど、ほっこりしてしまうミステリでした。 -
またまたライトな本を手にとってしまった…。でも、思ったより読めました。
なんというか、連ドラ感満載。ある意味読みやすくて良いかも。時代がかった感じとか、本格推理を求める人にはお勧めできませんが。あと、イタコっぽさもないです。 -
全然“イタコ”な話ではなかった。
イタコの千歳よりむしろ幸代さんの方がだいぶスピリチュアルな感じです(笑)
帯では「オカルティック・ミステリ」と銘打っていたようですが
正直ミステリと類するにはちょっと無理があるような…。
内容は悪くないのに売り出し方を失敗しているように感じました。
それにしてもこの作品、美(少)女率が異様に高いのが気になります^^;
ライトノベル…じゃないですよね?
昭和初期のセピア感漂う「ウブメ」「インソムニア」はおススメです。