- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101359427
感想・レビュー・書評
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よしもとばななの作品で初めて「う〜ん、いまいち」と思ってしまったけど、あとがきを読んではっとした。本当の本編はあとがき。
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主人公の姉妹が実際に姉妹のご本人と重なってしまった。
ちょっとずつでも今を大事に前進。 -
じんわり。
口にするものだけでなく、私たちはいろんなものを食べているんだということが腑に落ちる。
雰囲気や、考え方。
環境をよくしたり、空気を停滞させないようにするって大切だな。 -
2015?
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20160416
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世界が自分にはどのように見えているのか、再認識したくなるような作品。
他のレビュワーさんを見ても思うけど、
思わず書き留めて置きたくなるような素敵な言葉がたくさん綴られている。
個人的に凄いなあと思うのは、風景描写なんかほとんどなく、読者のイメージに委ね、共感度合いを高めているところ。
文中に
"それでも、こんな風に美しい夕方に~"
とあるけれど、具体的な景色の描写はまったくない。
それぞれ読者が十人十色の夕方の風景を思い浮かべ、登場人物と自分を重ね合わせてゆく。
日記のように身近な小説、とでも言うべきか。 -
よしもとばななの世界でした。
死。
成長期の境遇がいかにその後の人生を左右するのか。
目に見えない繋がり、直感、魂。
人は動かない時と動く時を繰り返して生きている。
心が落ち込んだ時、がむしゃらに動き回るタイプと
引きこもって落ち着いて考えたいタイプとに別れることに非常に共感。
短いお話にぎゅっと詰まっていました。 -
20151128
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何が起きたかよりどう感じたかが中心のような、感覚的な小説なんだけど、その言葉のあてがい方が絶妙。
起きることをそのまま受け止めること、波に抗わずちゃんと流されること、自分なりに心のけじめをつけていくことにより前にすすめることなどが表現されてて、安心できる。
そして旅に出たくなる。 -
「大人になるってどういうこと?」への助走みたいな。