どんぐり姉妹 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101359427

感想・レビュー・書評

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  • 時は流れる。だから生きていける。

  • 『哀しい予感』とどこか共通するあたたかさと淋しさがあって、読んでいてほんわりしました。

  • やっぱり、なんか好き。
    ぬるいお湯のなかにいるふわふわした感じ。

  • 図書館(ハードカバー)

    新刊(文庫)でみて面白そうだったので

    ハードカバー版を図書館で借りた。

    数時間で読んでしまった。

    「どん子」と「ぐり子」の姉妹の物語

  • よしもとばななを読んだ後の気持ちは、温泉に入っている時の気持ちに似ている

    そんなぼんやりした気持ちでいたら、
    いままでの人生でしてきたこと、その全部のことが、今に繋がって、そして私の未来を作り出そうとしていることがひしひしを感じられて、遠い気持ちになった。
    今日はブルームーン。
    満月は満ちるタイミング。コップに水がたっぷり。重くて、揺れて、でもそれにとっぷり、浸かってるみたい

  • 現実的なことは抜きにして、
    わたしもどんぐり姉妹がいたらメールをしたい。

    他愛もないことを、聞いてほしい。

    吉本隆明の言葉があとがきにあった。
    あたたかで寂しい言葉だ。

  • 人の心の善悪の表現
    悪と思ってしまうことを切り捨てない優しい目
    人生はさくさくと進んで行く様子にしみじみ
    そんなばななワールド炸裂
    でもね、ばななさんの判断の自信というか
    ちょっと、そこまで自信持てないなぁと思う部分もあり
    少し離れて対岸で読んでいるような気持ち
    読書って、その本、その本で、色々な発見があるね
    そして、場所だけでなく、心のあり方も
    たくさんの旅に出ているような気持ちの幸せ

  • 中の装幀がすごく好き。
    文庫本でこういう工夫がされていると、本への愛情みたいなものが感じられて、すごく愛おしくなる。

    よしもとさんの作り出す世界の中で生きられたらいいのになあ。

  • 静かで時折寂しくなるおはなし。
    お姉ちゃんパワフルだなぁ。どことなく危ういのだけれど。
    逆に危ういような妹さんの方がじんわりどっしりしてて、なんだかんだ絶妙なバランスの姉妹なのかも。

  • よしもとばなな、文体から登場人物のキャラクターまで全部好き。この本をきっかけにしばらくばななフィーバーになる予感。

    ◆辛い時にどう生き過ごすか
    よしもとばななの本からは「辛い時にどう生き過ごすか」、この選択肢の多さに気付かされることが多々。だまってじーっとやりすごしてあたふたしない。とにかく行動、自傷に近い衝動でもとにかく行動。なんか、人によってやり過ごし方は色々あるなぁと思う。

    ◆妹について
    あと私も妹がいるから、表立って描かれてはいないけど姉の気持ちを想像してしまった。うんうん、こうやって姉って強く?逞しく?ガサツに?なっていくのよねと…
    仲良い姉妹はいいね。私も末長く妹と仲良くしよう。

    ◆思い出は思い出のままで
    ぐり子ちゃんの初恋の相手、麦くん(名前もいい)とは、夢の中でこそ会うけれど大人になってから会うことはなく、でも確かに2人の間に愛情はあった。私は綺麗な思い出を引っ掻き回して空っぽにしてしまったり、汚してしまうタイプだったので、すごくいいなと思った

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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